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お~いお茶発売30周年/伊藤園

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新元号商品など販促強化

伊藤園は主力ブランド「お~いお茶」が発売30周年を迎え、プロモーションを強化する。3月22日に本社で会見し、マーケティング本部緑茶ブランドグループの安田哲也ブランドマネジャーが詳細を説明した=写真。

「お~いお茶」は前身の「缶入り煎茶」を、1989年2月にネーミング変更したことで誕生。これまで緑茶飲料のトップブランドとして市場を牽引してきた。今年は発売30周年を記念した商品や販促展開により需要の拡大を図る。

5月1日の新元号記念パッケージ「お~いお茶新茶」を皮切りに、〝小竹ボトル〟と名付けた350mlPET新容器「同緑茶」、全国のご当地パッケージの発売やサンプリングを行う。「お~いお茶」史上最大の当選者数の大規模キャンペーン、30周年を記念したテレビCMも放映する。

また基幹商品「お~いお茶 緑茶」「同 濃い茶」「同 ほうじ茶」は40代以上がメインユーザーであるのに対し、さらなる市場活性化に向け若年層の取り込みにも注力。昨年20~30代女性をターゲットに発売した「お~いお茶 新緑」は認知も広がり、新たなユーザー開拓に寄与している。

安田マネジャーは市場拡大のキーワードとして〝健康〟を挙げる。「濃い茶」は体脂肪減少が期待できることから好調に推移し、売上はここ数年で2倍に拡大。インフルエンザ対策や抹茶の認知症予防など、近年新たな研究結果も発表されており健康効果を一層訴求する。さらに「緑茶の健康価値に関するフォーラム」も実施し緑茶の研究には助成金も検討する。

「お~いお茶」はブランド計で年間約9000万を販売。今年は500万増を計画。安田マネジャーは「〝お茶といえば伊藤園〟を全面に打ち出し、2~3年内に年間1億を達成したい」と意気込みを見せた。

2019年4月8日付

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