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価格訴求商品を導入/ニチレイフーズ

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冷凍米飯、個食を拡充へ

松尾専務

ニチレイフーズは1月9日、春季新商品発表会を開催。家庭用冷凍食品は、新商品、リニューアル品各18品(全てオープン価格)を3月1日から発売する。松尾哲哉専務が概要を説明し、カテゴリーをけん引する冷凍米飯、パーソナルユースに注力する方針を掲げた。

2025年度の家庭用冷凍食品市場は、約8350億円の見込み。過去10年で約3000億円以上増加し、食の外部化に合わせ今後も伸長が想定される。一方、食品価格の高騰が家計を圧迫する環境が続いており、数量伸長は鈍化傾向にある。

そこで今春は、コンセプト「多様な暮らしに寄り添い、冷凍の力で〝一人一人の食卓〟を支える」のもと、米飯はメニュー・規格・価格帯など全方位での提案強化、単身層の増加に伴うパーソナルユースを拡充することで市場の活性化を図る。

また、松尾専務はグループ企業のニチレイフレッシュとの4月1日付での統合についても言及。鶏肉、海老を中心に素材に強みを持つニチレイフレッシュと、高度な加工技術による〝おいしさの再現性〟にこだわるニチレイフーズが統合することで、「これまで以上に、高品質な商品を提供する食品メーカーを目指す」と力強く語った。なお、新商品、リニューアル品の詳細は次の通り。

主力カテゴリーの米飯では、発売25周年を迎えた「本格炒め炒飯」(450g)をリニューアル。卵とご飯を炒める工程に新製法を採用したことで、〝ふんわり食感の大きな卵〟に進化し、卵の量も10%アップした。 新商品「おうち炒め炒飯」(600g)は、フライパン調理を前提とし、卵を加えることで出来立て感を演出する。冷凍食品でありながら〝作る楽しさ〟を残す設計で、手作り層を取り込む。
新たに、「半チャーハン」(150g)、「懐かしの炒飯」「懐かしのえびピラフ」(各350g)、「焼おにぎり8個入」といった価格訴求商品を導入。シンプルな具材や内容量を抑えることで、従来の定番商品に比べ約1~2割安い店頭価格が想定される。今後は、他カテゴリーでも価格訴求商品を検討しており、物価高対策として選択肢の幅を広げることで新規層の開拓を狙う。
ピラフ類の育成も課題とし、鉄板焼き屋の作り方を独自製法で再現した新商品「焦がし醤油香る ビーフガーリックライス」(420g)。ロングセラー「えびピラフ」「チキンライス」(各450g)は、具材を増量しリニューアルする。

パーソナルユースは、近年の猛暑で高まる冷やし麺需要に向け、「レンジで冷たい」シリーズが新登場。「レンジで冷たい 冷やし中華」「同 盛岡風冷麺」「同 冷やし豚しゃぶうどん」(各1人前/300~320g)をラインアップ。氷を使用した独自製法で冷たく仕上がり、暑い夏でも火を使わず調理できる。

ワンプレートでは、「三ツ星プレート 油淋鶏&上海焼そば風」(1人前/300g)を新発売。洋食、中華を中心に好評を博す「三ツ星プレート」シリーズは、これで合計9品となり、簡便性のみならず、選ぶ楽しさも訴求する。
ワンハンドスナックでは、「今川焼(クリームチーズ プレミアム)」(4個入/252g)、アサヒ飲料とコラボした「今川焼カルピス」(同)を新発売。冷たくてもおいしく食べられ、若年層を取り込む。
さらに、総菜では、食卓用「チーズメンチかつ」(4個入/180g)、「香ばし鶏もも肉の西京焼き」(210g)、弁当用「えびと3種野菜のかき揚げ」(4個入/100g)、「新潟たれカツ」(5個入/105g)を新発売する。

市場規模が拡大基調にある冷凍野菜では、独自の過熱蒸気製法で野菜本来の甘みを引き出した、新商品「スイートベジ スーパースイートコーン」(400g)、「同 ブロッコリー&カリフラワー」(200g)を発売する。

たんぱく質に着目した「everyONe meal」シリーズからは、「ささみスライス&ブロッコリー(アマニ鶏)」(300g)を新発売。100gあたり、たんぱく質が15.2g摂取でき、自然解凍可能で、そのままサラダや料理の素材に使える。同シリーズは24年秋の発売以降、順調な売上げを見せており、26年度中に取り扱い店舗数を現在の2倍強の1000店舗を目指す。

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