シェフ手作り工程を再現
キユーピーは、8月19日に新商品のオンライン発表会を開催。汎用性を高めたパスタソースの新シリーズと、独自調査によるパスタソース市場およびユーザーニーズの行動変化など、田川篤志家庭用本部長執行役員が説明した。
約2年にわたる消費者行動調査によると、外出・外食がより計画的になり、家庭での献立も平日・休日や特別な日で大きく異なるなど、行動や消費へのメリハリが明確化。加えて節約・備蓄・健康向上への意識が急速に高まっており、今後さらにメリハリ行動の顕著化が予想され、田川本部長は「変化に寄り添った対応が求められる」との考えを見せた。
こうした消費行動を背景にパスタソース市場は、近年横ばい傾向が続いたが昨年は一転し、前年比で約15%伸長。同社は変化し続ける消費者ニーズや社会情勢を踏まえ汎用性を高めた新商品を今秋投入することで、市場拡大を加速させる。
9月9日発売の新商品「キユーピー レシピひろがるパスタソース ドミグラストマト フォン・ド・ヴォー仕立て」「同 トマトクリーム オマール海老のアメリケーヌ仕立て」(220g/210g、各340円)は、〝パスタだけじゃもったいない〟をコンセプトに、パスタ専用ソースの領域を拡大し、1本で多様なメニューに使用できるチューブボトルタイプの調理用ソース。
シェフの手作り工程を工場で再現し、素材本来の味を生かした深い味わいを追求。2
つのうま味を重ねる独自製法と酸味・塩味を抑えたマイルド設計により、汎用性の高い本格派ソースに仕上げた。また、調理時にソースで煮込む必要がなく、あえる・かけるだけでワンランク上のメニューが完成するのも特長。
発売に併せ商品認知の向上を図るべく、タイアップやキャンペーンなどユーザー参加型販促を多数実施。初年度2億円の販売を目指す。
2021年8月30日付