出展社・来場者数とも計画以上に
日本アクセスは1月26~27日、インテックス大阪で西日本春季フードコンベンション2023を開催。550社が出展、得意先7100人が来場、出展社・来場者数とも計画を上回った。
西日本独自の提案として、物産展で取り上げられる機会の少ない東海エリアにスポットを当てた「東海うまいもの紀行(静岡・愛知・岐阜・三重)」を特集。当地ならではの調味料や地場牛乳を使用した乳製品、地元で長く愛される冷食・アイスなどを訴求した。
「菓子マルシェ」では、酒類との関連販売も視野に水産・農産・畜産系の「おつまみ」を提案。また、罪悪感なく楽しめる健康配慮型の菓子商材も紹介。日配は全国銘菓企画「ふるさとお菓子総選挙」を盛り上げる〝西日本の地元銘菓〟を提案。
「フローズンマーケット」では、家庭用から業務用まで幅広い品ぞろえを千尺以上の規模で展示。人気のミールキットやワンプレート、ベーカリーほか機内食や韓国メニュー、生鮮素材を紹介。イートインスペースも設け、来場者が商品をレンジで温めて食せる「チン!するレストラン」も展開し好評を得ていた。
近畿生鮮・デリカ営業部のブースでは、スパイス需要をデリカ売り場に取り込む「スパイスデリ」、ビタミンや鉄分など健康価値の高い「ビューティーデリ」を紹介する一方で、ハイカロリーながらおいしさ抜群の地域別背徳メニューを「ギルティグルメ」として訴求した。
今回、初の企画となった類設計室による「持続可能な地域商品」では、設計事業を本業としながら奈良・三重県で農園事業・類農園を展開する同社が、取引のある地元メーカーを伴って出展。同社が有機農業を手掛けていることもあって、出展した食品メーカーも健康提案型の商品を多く展開。SDGsに貢献する菓子開発を進める奈良祥樂、保存料や化学調味料を使用しないコロッケを製造する合同食品など、奈良、三重、大阪エリアの17社が商品の魅力を発信した。
このほか注力カテゴリーの「乾物・乾麺」は、乾麺グランプリに出展予定の商品を食べ比べて投票する「麺のプレ投票会」や、大豆ミート以外のプラントベースフード(PBF)の提案でにぎわいを見せた。さらに代名詞である「アクセスチルドプラットフォーム」ではキャンプ飯やPBF、駅弁などを特集し注目を集めていた。
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