首都圏・関信越展示会/全国低温フレッシュ事業展示会
国分グループは、「2019国分グループ首都圏・関信越エリア展示会 全国低温フレッシュ事業展示会」を6月25・26日に、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催した。
国分首都圏(内藤悟社長)、国分関信越(大久保徳政社長)、国分フードクリエイト(山崎佳介社長)、国分グループ本社低温フレッシュ統括部フードサービス事業の4者共同によるエリア展示会。また、今回は低温部門を全社規模での開催となった。出展メーカー数はドライ284社、低温130社の414社。アイテム数は6500を揃え、約4300人の来場者を見込んだ。
テーマは「変化をチャンスに 新時代の課題解決」とし、変化の時代を好機に捉え、変化を自らチャンスに変え、課題解決の提案を行った。開催初日には各社の社長が出席。冒頭、国分首都圏の内藤悟社長は「3社で協力し合い得意先をサポートする」と展示会の重要性を語った。
展示会場は2階と3階の2フロアで構成され、2階入口からは企画提案、国分ブランド、エリア企画、ドライ商品提案の各ゾーン。また3階では今回から全国版として展開する低温フレッシュ事業を意欲的にアピール。マルシェ、クリエイト企画、デリカ、低温商品企画、外食、高齢者ビジネスへと多岐にわたった。
下に続く
(スライド写真は20枚)
展示会の目玉でもある2階の企画提案ゾーンでは、約1万6000品目を揃える「国分ネット卸」、ドロップシッピング(無在庫直送)機能の紹介を通じたネット通販事業の支援。さらに関心が高まる防災、備えに対する重要性も紹介。欠かせない時短・簡便提案では、テーブルで調理と食事を楽しむ新しいライフスタイルやローリングストックを推奨。さらに健康関連では「睡眠」に注目し、関連商品の売り場づくりを提案した。そしてインバウンド需要への対応もカギを握る。訪日外国人には日本酒とB級グルメのペアリング、在留外国人にはピクトグラムを活用することで消費をサポートする。この他、食品と菓子、酒類のコラボレーションによる「万能おつまみ」の楽しみ方も紹介した。
この他、エリア企画では関信越コーナーを「関信越ふるさと食堂」として展開。ドライ商品提案ゾーンでは、「スポーツ」「辛いもの」「健康」「ふるさと」「焼酎GI」「キャンディ」の6つのキーワードによる〝横町〟風のブース展開。さらに清酒と鍋つゆなどメーカーコラボ提案の充実も図った。
一方、低温関連では同社の低温フレッシュ機能を具現化する展示会として拡大。得意先がストレスなく、実践できる企画を推し出す開発展示会と位置づけた。マルシェゾーンでは農産、水産、畜産を訴求。さらにクリエイトゾーンでは「たんぱく質」「カルシウム」「発酵」をクローズアップ。メニューマガジン「menu」、WEBコンテンツを通じた新サービス「menu for foodies」を来年1月のサービス開始に向けて現在準備中であることを紹介した。
デリカゾーンでは真空調理の魅力を紹介しながら、スーパーのバックヤードでのスチームコンベクションオーブンの活用法を説明。低温ゾーンでは「筋活」「骨活」「腸活」の3つの切り口で健康を提案。外食ゾーンではハラール、ヴィーガンへの対応に注力。高齢者ビジネスゾーンも広く情報発信を行った。
なお、別会場では両日とも「嗜好飲料の未来を考える」をテーマに未来予測セミナーが行われ、多くの参加者で好評を博した。
WEB先行記事(スライド写真は10枚)