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春需へメニューのさらなる進化図る/ハウス食品

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フルーチェ50周年、こくまろ&完熟トマトのハヤシ30周年など話題満載

商品開発を担当した各事業部のマネージャー

ハウス食品は1月29日、東京本社で2026年春需新製品発表会を開催した。創業理念である「日本中の家庭が幸福であり、そこにはいつも温かい家庭の味ハウスがある」のもと、113年にわたり食卓に寄り添ってきた同社は、節目を迎えるロングセラーブランドの進化とともに、商品価値を生活者に分かりやすく伝えるプロモーション施策も含めた春需戦略を明らかにした。
2026年は、「フルーチェ」が発売50周年、「完熟トマトのハヤシライスソース」が30周年、「こくまろ」シリーズが30周年を迎える記念の年となる。長年にわたる顧客の支持への感謝を軸に、周年ならではの話題性と体験価値を高める取り組みを強化する。

同社は近未来VISIONとして「カレー・スパイスでお客様のうれしい食卓を創る」を掲げている。物価高による経済性志向や、共働き世帯の増加に伴う簡便・時短志向が高まる一方、制約のある中でも食事に対する満足感を求めるニーズは根強い。今回の春需新製品は、こうした背景を踏まえ、商品そのものの進化に加え、CMや店頭を通じた分かりやすい価値訴求で家庭の食卓との接点を広げる狙いがある。
デザートカテゴリーでは、発売50周年を迎える「フルーチェ」から記念性の高い商品を投入する。50周年企画商品として1月に発売した「フルーチェ〈夢のスペシャル3MIX!イチゴ×ピーチ×オレンジ〉」は、1976年発売当時の初代3フレーバーを一度に楽しめるフルーチェ史上初の3種果肉入り商品で、周年ならではの〝夢の組み合わせ〟を打ち出す。また、「ご当地くだものフルーチェ」シリーズには北海道産富良野メロンのピューレを使用した新フレーバーを追加し、産地応援につながるエシカルな取り組みとして継続展開する。周年ロゴの掲出やキャンペーン、店頭販促物の展開などを通じ、ブランドの歩みと新たな魅力を訴求していく。

ハヤシカテゴリーでは、発売30周年の「完熟トマトのハヤシライスソース」と、発売20周年の「こくまろハヤシ」を2月9日から順次リニューアル。いずれも煮込み時間を約10分に短縮し、時短調理ニーズに対応した。ロングセラーブランドの安心感と調理負担軽減を両立させる点を、店頭や販促物で分かりやすく訴求し、家庭の定番メニューとしての定着を図る。「完熟トマトのハヤシライスソース」は4月1日からテレビCMを放映する。

ハヤシライスの食卓登場頻度上昇目指す

だしの旨みで新たなカレーのおいしさ発見!

ルウカレーでは、発売30周年を迎える「こくまろ」シリーズ(甘口・中辛・辛口・バターチキンカレー・キーマカレー)を味わい面で進化させるとともに、ブランドの世界観を伝えるコミュニケーションを強化する。「コク」と「まろやかさ」という特長を維持しながら、バターや粉末コーヒーなどの原料を新たに加え、より深く複雑なコクを実現した。発売は2月9日から順次。あわせて、久しぶりとなるテレビCM展開を3月上旬から予定しており、家族の食卓シーンを通じて「こくまろ」らしいおいしさと温かさを訴求する。

また、独自技術「クラッシュルウ」を活用した新商品「だしの旨みとスパイスのカレー」(中辛・辛口/2皿分×3袋入り、参考価格358円)も同日投入し、糖質50%オフの健康感とおいしさを両立した新たなカレーの選択肢として、店頭・デジタルを含めた訴求を行う。初年度販売計画は3億円。

「こくまろカレー」のおいしさを再確認

レトルトカレーでは、24年連続売上ナンバーワンの「咖喱屋」シリーズ10品を2月9日から順次リニューアルするほか、新商品として手ごろな価格も魅力な「とけうまカレー」(甘口・中辛・辛口/各170g、同143円)を投入する。一晩寝かせたような野菜の溶け込んだ旨みとコクが特徴。さらに、「しっかり濃厚スパイスキーマカレー」「しっかり濃厚チーズキーマカレー」(各150g、同238円)も展開し、濃厚感を求める30~40代男性層を意識した商品設計となっている。物価高騰による節約志向が高まる中で、より手軽にレトルトカレーを楽しんでもらえるようラインアップの拡充を図った。

この他にも、にんにく料理に特化したメニュー専用シーズニング「にんにく族」シリーズの新商品(ガーリック野菜炒めの素・ガーリックブロッコリーの素/各2人前、同138円)や、大容量のチューブ入りスパイス「てりやき風ソース」(170g、同360円)、「からし明太子ペースト」(160g、同430円)、GABANブランドからは新シリーズとなる「ミル付きシーズニング」2品(ガーリック&ペパー・レモン&マスタード、各20g、同680円)を2月9日からそれぞれ発売する。

周年ブランドの価値を磨き上げる商品開発と、CM・店頭・デジタルを組み合わせた立体的なプロモーションを通じ、ハウス食品は春需に向けた存在感を高める。今後もメニューの進化とコミュニケーション強化を両輪に、家庭の食卓に新たな選択肢と楽しさを提供していく考えだ。=写真は右からパーソナル食品事業部の富田将史氏、馬場崎麻子氏、香辛・調味料事業部の石川仁氏、山本篤志氏

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