「予約でいっぱいの店 THE PREMIUM」が来年発売25周年
エスビー食品は、銀座で予約が取れないイタリアンの名店として知られる「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」(以下ラ・ベットラ)の落合務シェフが監修する、プレミアムパスタソースのロングセラー「予約でいっぱいの店 THE PREMIUM」シリーズに、「うにのクリームソース」(120g/330円)を8月11日から発売する。ラ・ベットラの人気№1メニューが、いよいよレギュラーメニューとなる。
市販されるパスタソースの中で、イタリアンの巨匠が監修した本格プレミアムパスタソースの先駆け、「予約でいっぱいの店」シリーズは、来年発売25周年を迎える。その記念すべき年を前に、名店一番人気のメニューが遂にレギュラー商品となる。7月9日、ラ・ベットラで行われた発表会で、落合務シェフが商品を使ってデモンストレーション、開発秘話等について語った。
落合氏がラ・ベットラを立ち上げたのは1997年。ラ・ベットラの人気№1メニュー「新鮮なうにのスパゲッティ」の原点は、意外にもイタリアではないことを明かした。同氏がイタリアで3年強にわたる修行の間、実際にウニを使ったパスタを食べることができたのは〝一度きり〟だという。イタリアでは、あまりウニが獲れないため、パスタメニューとしては一般的ではなかったようだ。日本に帰国後、出店を支援してくれたある経営者から日本の食材を使ったパスタのメニュー化を奨められた。試作段階で、社長の満足は得られなかった落合氏は、工夫を重ね、現在の味わいに辿り着いたという。
「予約でいっぱいの店」シリーズ発売から24年。月に2~3回の試食に立ち会うなど、エスビー食品との商品開発には一切の妥協を許さなかった落合氏は、「年々、進化している」とラ・ベットラでのこだわりに重ね合わせた。今回の特徴は、トマトソースをベースに、隠し味にアンチョビを加えてウニ本来の味わいと生クリームの濃厚なコクをしっかりと感じられる味わいに仕上げた。ウニには鮮度を保つために使われるミョウバンを使用していない。生クリームは乳脂肪47%の北海道産を使用している。通常は30%程度の生クリームを使うという落合氏は、「この濃度でソースがどろどろにならない技術はすごい」とエスビー食品の技術力を称えた。
落合氏は「うにのクリームソース」と相性の良いパスタについて、1.4~1.6㎜のスパゲッティを推奨。ちなみにラ・ベットラでは1.5㎜を合わせている。商品パッケージの裏面にはラ・ベットラ流アレンジも。パスタをゆでる際は、たっぷりのお湯と塩(目安は3Lに塩大さじ1〈15g〉)がポイント。ソースの最大の魅力でもある香りを楽しむには、商品をしっかりと温めることが大切だという。仕上げに小ネギをふりかけると風味がアップする。
「予約でいっぱいの店 THE PREMIUM」シリーズは、昨夏のブラッシュアップから電子レンジ調理が可能になっている。500Wで約40秒、600Wなら約30秒。エスビー食品の担当者・マーケティング企画室の風間美柚氏は、来年25周年を迎える「予約でいっぱいの店 THE PREMIUM」について、「様々な企画を検討している。期待して欲しい」と語った。
「予約でいっぱいの店 THE PREMIUM」ブランドサイト
https://www.sbfoods.co.jp/yoyaku/
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