2026年8月末で終了

多彩な育児食を展開している
キユーピーは6月12日、育児食の製造・販売を2026年8月末で終了すると発表した。1960年の発売以来、65年間に渡って子育てを支えてきたベビーフード・幼児食が姿を消す。
今回の決断について同社広報は「長年に渡って検討を重ねてきた」と説明した。少子化が進む国内だが、市場は価格改定もあり過去10年で微増傾向にある。しかし近年の販売数量は低迷傾向をたどり、原資材価格やエネルギー費の高騰によるコスト上昇も続き厳しい経営環境に直面していた。昨年度の育児食売上高は約38.5億円。現在72品目を製造(内2品は外部委託)・販売しているが、来年8月末をもって生産を終了し、順次販売を終了する。商品の性質上の影響を考慮し、終了まで約1年間の期間が設けられている。
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