小学生レシピ全国大会
大会後は揃って記念撮影
日本即席食品工業協会（理事長井田純一郎）は、「令和6年度第23回インスタントラーメン 小学生レシピコンクール 全国大会」を12月1日に服部栄養専門学校で開催した。
同コンクールは、協会の食育推進事業の一環で小学4年生～6年生を対象に毎年行われる。インスタントラーメンを使って、材料や調理法、栄養バランス、盛り付けなどを小学生が自ら考え、調べ、調理を通じて周りの人とともに食について話し合う機会を提供している。今年は過去最高を更新する1万1717作品（216校）の応募が集まり、書類審査を経た全国6地区の代表12人が全国大会でそのアイデアと腕を競った。審査は、食育推進委員長の沖斉氏（東洋水産）が審査委員長を務め、農林水産省、日本栄養士会、服部栄養専門学校、山形大学の関係者で行われた。
最終審査の結果、農林水産大臣賞に選ばれたのは、関東甲信越代表の瀧澤うたさん（千葉県八予市立萱田小学校5年）。エースコック「ワンタンメン」、千葉県産落花生や小松菜を使って作った「千産千消ラーメン」。副賞として、図書カード3万円分と即席麺3カ月分が贈られる。将来の夢は「医者」と答えた瀧澤さんは、この喜びを「一緒に練習してくれたお母さんに伝えたい」とはにかんだ笑顔を見せてくれた。
「千産千消ラーメン」を作る瀧澤うたさん
農林水産大臣賞に輝いた瀧澤うたさん
また文部科学大臣賞には、中部代表の都築快斗くん（愛知県刈谷市立富士松東小学校6年）。サンヨー食品「サッポロ一番 みそラーメン」を使った「ラーメンｄｅパエリア」が選ばれた。副賞として図書カード3万円分、即席麺3カ月分が贈られる。「今日は緊張してうまくできなかった」と話した都築くんは、この喜びを「クラスの皆に伝えたい」と笑顔。「今度は僕の好きな麻婆豆腐を完璧に作りたい」と目標を語ってくれた。
「ラーメンdeパエリア」を作る都築快斗くん
文部科学大臣賞に輝いた都築快斗くん
この他、審査員特別賞、日本栄養士会賞、服部栄養専門学校賞、インスタントラーメンナビ賞、残りの6人には入賞が贈られた。
全体講評を述べた沖審査委員長は、子どもたちの中から聞こえた「単身赴任の父親に食べさせてあげたい」との声に、自身の単身赴任を重ね合わせ「涙が出そうになった」と話し、全ての関係者に感謝の想いを伝えた。
審査員のみなさんも真剣そのもの
審査員の皆さんが各テーブルを周る
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