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千葉船橋に総菜拠点 レストランメニューを手軽に /イオン

投稿日:2024年6月7日

次世代型PCエリア構想

クラフトデリカ船橋

右からイオンフードサプライシェフ・開発担当西尾健一氏、井出氏、手塚氏、イオンフードサプライ社長戸田茂則氏

イオンは、千葉県船橋市高瀬町に新総菜プロセスセンター「Craft Delica Funabashi(クラフトデリカ船橋)」(運営イオンフードサプライ)を6月6日に稼働。イオンモール幕張新都心のイオンホールで、事業戦略発表会を開催した。

総菜市場は2023年に過去最大となる10兆9827億円(日本惣菜協会調べ)と3年連続で高い成長を見せた。イオンの井出武美執行役GMS担当兼イオンリテール社長は、中食に対する消費者ニーズの変化を指摘。総菜はプラス1品の家庭でのサポート的メニューから、本格的なレストランメニューを気軽に取り入れたい存在へと変わってきたと話す。

イオングループでは、商品の開発から販売までを一気通貫にするSPA形式で、食の専門家チームが開発した商品をプロの料理人の製造技術で生産する〝まいにち、シェフ・クオリティ〟をコンセプトにした総菜の販売をスタートした。その技術を支えるのが、千葉県船橋市高瀬町のイオンフードサプライ南関東センター裏に新設した新総菜プロセスセンター「Craft Delica Funabashi(クラフトデリカ船橋)」。シェフの調理法を再現した最新の生産設備を完備し、完成品とキット製品を供給する。店舗でのインストア加工を軽減しつつも品質を向上。AIオーダーの連携で原料仕入から製造計画の最適化を図る。店舗での販売能力は20%向上できる計算で、全体の生産性向上につなげる。

このプロジェクトは、イオン、イオンリテール、イオンフードサプライ3社間で2021年からスタート。次世代型PC設立に向けて準備を進めてきた。まずはイオンリテール、まいばすけっとを中心に関東エリア1500店舗への商品供給(ソース・キットは全国へ)からスタート。2028年までに中部・関西を含む各拠点でのPC新設を計画する。そして船橋のR&D機能とマザーセンター機能を軸に、商品開発のスピード化、各拠点での商品開発の深掘りにもつながる。

イオンの手塚大輔執行役物流担当は、国内最大の総菜売場と品揃え、生鮮調達力を背景に、「今回、原材料加工の一部まで踏み込めたことで、さらなる製造コストの追及も可能。ウェルシアでの展開も検討課題」と、今後の次世代型PCエリア構想に期待を寄せた。

なお実際に売り場展開を始めたイオンスタイル幕張新都心店では、売り場を拡張し取り扱いアイテム数を50品増やした。同店舗は幕張メッセやZOZOマリンスタジアムでのイベント需要が大きく、今後の販売動向に注目が集まる。

イオンスタイル幕張新都心店の惣菜売場

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