餃子やラーメンなど専門店の味
一般社団法人日本自動販売システム機械工業会(東京都新宿区)は、2022年(暦年)の自販機・自動サービス機の普及台数を発表した。396万9500台(前年比99.1%)と14年からマイナスの傾向が続き、400万台を割り込んだ。
台数最多の56.4%を占める飲料自販機は、224万2700台(同99.5%)とほぼ横ばいで推移した。コロナ規制緩和で幾分の人流回復や、盛暑の需要が飲料メーカーの投資意欲を上昇させたことが要因となる。その一方、インスタント麺やアイスクリーム、冷凍食品、菓子などの食品自販機は、保存技術の進歩とコロナの非接触ニーズの高まりから人気を博した。家庭で気軽に餃子やラーメンなど専門店の味も楽しめることから、ファミリー層の利用が加速。全体の2%の構成ながら、7万7700台(106.7%)に増加している。
なお、飲料自販機の内訳は、清涼飲料(缶ボトル)199万4000台(99.7%)、乳飲料(紙パック)10万400台(99.4%)、コーヒー・ココア(パック)12万8000台(95.5%)、酒・ビールが2万300台(99.5%)となっている。
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