フローズンアワードを新設
アジア最大級の食品・飲料総合展示会「FOODEX JAPAN 2022」が3月8~11日までの4日間、千葉市にある幕張メッセで開催された。今回は44カ国・地域から国内836社含む1485社(1784小間)が出展し、前回より3割多い3万3726人が来場した。
見どころは、バイヤー100人が選んだ新たなる魅力・価値のある冷凍食品を表彰する「フローズンアワード」。前回までの「美食女子アワード」をリニューアルしたもので22社がエントリーし、新商品部門ゴールドメダルに日清食品冷凍「日清本麺 ゆず塩ラーメン」、ローリングストック部門ゴールドメダルにテーブルマーク「ごっつ旨いお好み焼」などが選出され、3日目の10日午後に表彰式が行われた。
今回最も注目されたのはイオンリテールによるクローズド商談会と、新たに創設された代替食品・新素材ゾーン。大豆ミートや植物性チーズなどのプラントベースフードをはじめ、グルテンフリー食品や昆虫食などが出展。3日に開催された最新情報などを紹介するステージ会場には聴講希望者が長蛇の列をなした。
また、日本食輸出展ゾーンでは日本産食材の輸出拡大に向け、海外ニーズを取り込んだ商品が多数出展。残念ながら海外からの外国人バイヤー来場は少数だったが、国内の輸出商社はむしろ増加傾向に。播州乾麺輸出拡大協議会のブースでは、タブレットで海外バイヤーに商品紹介や人気度・納期などについて説明するオンライン商談会が行われていた。
次回は東京ビッグサイトを会場に2023年3月7~10日開催される。
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