ジューシーな味わいに歓喜広がる
今年もフランスの新酒ワイン「ボジョレーヌーヴォー」の季節がやってきた。サントリーワインインターナショナルは11月18日0時の解禁に合わせカウントダウンイベントをオンラインで開催。吉雄敬子社長らが主力の「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー」片手に、歓喜の瞬間を「サンテ(フランス語で乾杯)」の掛け声で祝った。
フランス・ボジョレー地区は春先不安定な気候に見舞われたが、現地ジョルジュ デュブッフ社の適切な対応により、9月には糖分と酸味のバランスが取れたブドウを収穫。「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー」も、イチゴやチェリーのような香りをまとった、ジューシーな味わいに仕上がった。
ワインは家庭内需要が高まり、今年は復調傾向にある外食からも「ボジョレーヌーヴォー」の受注は好調。ラインアップも「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー」をはじめ、オレンジ色の見た目が美しい「同 オレンジヌーヴォー2021」など10種19品をそろえる。
昨年以上に素晴らしいビンテージと、顔をほころばせる吉雄社長。。「フレッシュな味わいと季節感、豊かなバラエティーから選ぶ楽しさも提案したい」と販売増に期待を寄せた。
「ジョルジュ デュブッフ ボジョレーヌーヴォー」サイト
https://www.suntory.co.jp/wine/special/kaikin/?fromid=top_prd01
大阪ではセミナー開く
またサントリーホールディングスは解禁日当日、大阪マルビル最上階のダイニングバー・TOP30(トップサーティー)で、メディア向けボジョレーヌーヴォーセミナーを開催。
品質は良好ながら霜害などにより、国内市場は前年比98%の30万箱を想定するが、同社の販売数量は、家庭用・業務用とも引き合いが強く、102%となる5.5万箱を見込む。達成すれば5年ぶりの前年超えとなる。
従来から家庭用のウエートが高かった同社のヌーヴォー販売だが、内食需要の高まりで昨年は11月中に家庭用を完売した。今期も順調に売れており、発売2年目となる「オレンジヌーヴォー」への関心の高さもあって、さらなる需要増を見込む。一方、業務用も19年度実績までは届かないものの前年クリアで推移中。
当日はTOP30の支配人で、ソムリエの國納正伍氏が「ボジョレーヌーヴォー2021」「ボジョレー・ヴィラージュ 2021 プリムール」(料飲店限定品)をテイスティング。ヌーヴォー2021はジューシーな果汁感、プリムールは果実味がありつつ、しっかりとした飲み応えであると評した。
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