赤いきつね緑のたぬきに新CM、ハラミちゃんも登場し生演奏
マルちゃん「赤いきつね」と「緑のたぬき」の新CM第1弾〝父になる〟篇が10月1日から全国で放映開始。前日には都内でCM発表会が開かれ、長年キャラクターを務める武田鉄矢、初出演となる女優の麻生久美子が登場し穏やかな時間が流れた。
新作CMは、幻想的な雰囲気の博物館「赤いきつね緑のたぬき 思い出博物館」に武田さんが訪れるシーンから始まる。斉藤和義書き下ろしの楽曲「Over the Season」を背景に、武田さんは赤いきつねと緑のたぬきを食べた日々の思い出を振り返るノスタルジックな世界観となっている。CMはメッセージ篇、差し入れ篇、結婚篇の4部作を予定。多くの人が共感できる心温まるストーリーを通じて、商品が大切にしてきた〝しみる美味しさ〟を伝える。
ステージに登場した武田さんは「やっと静かなCMにたどり着いた。ずっと憧れていた」と感慨深い表情を浮かべた。そう、「戦車が怖くて赤いきつねが食えるか!」の名台詞でも知られる通り、戦いや冒険など世界各国での撮影を繰り広げてきた作品。一方、「マルちゃん 赤いきつねうどん」が発売された1978年に生まれたという麻生さんは、「小さな時から見ていたCMに出られて光栄です」と、大先輩を前に恐縮しきりっぱなし。
武田さんは、これまでのCM作品が世界各国で撮影されてきたことを懐かしく振り返り、その度に食べた味わい、現地のエキストラとの絡みは「忘れられない思い出」と振り返った。
また、YouTuberでポップスピアニストのハラミちゃんも登場。CM制作時に募集した〝しみるエピソード〟2作品の上映時にはハラミちゃんが「愛を込めて花束を」「アイのカタチ」を生演奏。さらには武田さん自らが家族に綴った手紙も読み上げられ、会場全体が染み入るムードに。
世界で広がる新型コロナウイルス感染症から間もなく2年。人々に求められる外出自粛の状況について武田さんは「人類に家族の大切さを教えてくれた」と語り、自身も自宅での夫人の存在の大きさを強く認識したと振り返った。
なお、会の最後には主催者の東洋水産・沖斉専務取締役から今回のCMが収録された特別DVDが、武田さんと麻生さんにプレゼントされた。
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