THE FOOD WEEKLY

関西トピックス 小売

神戸に新在家店をオープン/オーケー

投稿日:

オーケー新在家店がオープン

二宮社長

オーケーは12月11日、神戸市灘区に「オーケー新在家店」をオープン。前週に開店した「垂水小束山店」に続く同市2店舗目となる。新在家店は関西での同社店舗としては初の商業施設内への出店となり、より広域からの集客に意欲を見せている。

【店舗概要】所在地/兵庫県神戸市灘区新在家南町1-2-2サザンモール六甲PLUS+1階▷営業時間/8:30~21:30▷休業日/1月1~3日▷売り場面積/531.81坪?駐車場/645台(共有)▷最寄り駅/阪神本線「新在家」徒歩6分

丸紅リアルエステートマネジメントが運営していた「サザンモールセカンドストリート」が開業20年を迎え、全面リニューアルして11月28日に「サザンモール六甲PLUS+(プラス)」としてオープン。これに合わせた出店要請を受け、オーケーの出店条件を満たす商圏であることから出店を決めた。

駐車場が645台あり、車客が多いことから広域からの需要確保が見込まれる。大阪の高井田に関西1号店をオープンして以来、同エリアで6店舗目。当初は関東圏で展開してきた品ぞろえでスタートしたが、関西での店舗展開を強める中で、地元メーカーの協力姿勢も高まってきた。
新在家店も神戸・明石の漁港から仕入れた鮮魚、「兵庫丹波 こしひかり」「ケンミン 冷凍 チャプチェ」「ハリマ食品 加古川かつめしのたれ」など地元の兵庫・神戸の商品群をそろえるほか、京野菜、大阪の「李朝園」のキムチ、「茜丸」の粒あんぱんなど関西の品ぞろえが目立つ。こうした地元の商品群は今後も積極的に展開する方針。
またオリジナル商品では「ヤマザキ 匠醇」が98円、「友桝飲料 国産天然水 強炭酸水500ml」が40円など価格提案する一方で、セゾンファクトリーとの共同開発商品「満足度100! ジャム」(485円)など価値を訴求する商品もそろえている。
初日のオープン前には店前に150人以上の行列ができ、期待値の高さをうかがわせた。二宮涼太郎社長は「足元商圏が厚く、県平均より若い世代が多いなど期待感が強い」と話し、物価高で節約志向が強まる環境だがレジ前にも大量陳列できる什器を置くなど工夫がある。また、セルフレジを11台設置して来店客の利便性向上にも余念がない。生鮮品の品ぞろえも豊かであるうえ、お買い得品が多いとあって、当日の店内は活況を呈していた。

●関西進出から1年
二宮社長は「関西へ進出する前には“チラシ文化が根強い”と聞いていたが、当社のEDLP政策で十分売上げは取れている」と話す。品ぞろえについては、日々の商品見直しで、より地域に密着した商品展開ができているという。また、関西だから価格志向が強い、あるいは買い上げ金額が低いということもなく、これまでオープンした店舗はいずれも順調に推移している。首都圏で確立したフォーマットは、関西市場でも十分通用しているようだ。
新在家店の開業で、兵庫県への出店は一段落。年明け以降、26年度は大阪へ集中出店する。26年1月には「野江店」の出店をはじめ、他7出店を計画。二宮社長は「当面は京阪神を中心に、とにかく店舗を増やすことが優先される。年間2桁出店が必要」と意気込みを見せており、5年後には50店舗以上を展開するという。

WEB限定記事

-関西トピックス, 小売

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.