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おせちの学校で言葉や歴史など学ぶ/フジッコ

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丹波黒黒豆育成プログラムの総仕上げ

フジッコは12月6日、神戸本社で親子向けイベント「おせちの学校」を開催した。6月から続けてきた「丹波黒黒豆育成プログラム」の締めくくりとあって、会場には12組24人の笑顔が集まった。

無心で黒豆をさやから外す

おせちの盛り付けに挑戦

半年間の歩みは、6月の苗植えからスタート。8月には土寄せ、10月には収穫と、親子は季節とともに黒豆の成長を見守ってきた。今年は梅雨明けが早く雨が少ない厳しい環境で始まったが、後半は天候に恵まれ、見事な大粒の黒豆に育ったという。イベントでは小田垣商店の山本哲氏が生育の裏側を解説し、参加者は自分たちの“畑の記憶”を思い返しながら聞き入った。

続いて体験したのは黒豆のさや外し。10月には青々していたさやが、今ではすっかり茶色く乾き、豆はつやつやと黒く色づいている。その変化に驚きながら、親子は黙々と手を動かし、まるで職人さながらの集中ぶりを見せた。
そしていよいよ「おせちの学校」の本講座へ。おせち料理に込められた言葉や歴史を学んだ後は、神戸ポートピアホテルの和食総括料理長・北原省吾氏が登場。包丁さばきとともに丹波黒の魅力を紹介し、「今年の黒豆は例年以上の仕上がり」と太鼓判を押した。また、一正蒲鉾によるかまぼこの飾り切り講習も行われ、参加者は華やかな正月料理に挑戦した。

仕上げは自分たちで盛り付けたおせち料理で昼食タイム。午後には旭山動物園・坂東元統括園長を講師に招いた講演会や習字会も開かれ、学びと体験の一日となった。

なお、同社と小田垣商店、丹波篠山市観光協会が主催する黒豆奉納実行委員会は、丹波篠山産黒豆の新穀を東京・上野東照宮に届ける「黒豆奉納式」を予定している。9日に丹波篠山で出立式を行い、奉納式は12日に執り行われる。

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