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より肉を楽しく、ミートパークが開園!/イオンリテール

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同社初、イオン鶴見緑地店に

イオン鶴見緑地店に登場した「ミートパーク」

イオンリテールは6月6日、同社初となる肉のテーマパーク「ミートパーク」を、大阪市鶴見区のイオン鶴見緑地店内にオープンした。今後、実証実験を重ね、来店客が“もっとお肉を楽しめる売り場”を作り上げ、多店舗展開する考え。

同店舗の精肉売り場はもともと160尺のスペースを230尺に拡大、品目数も新たに150品目増やした。同店舗を含め、同社では近年、肉の需要の高まりを実感していた。特にコロナ禍以降、その動きは顕著で、売れる商品やサイズなども従来と変わってきているという。
また、店舗の特長を高めるために、多くの食品スーパーが鮮魚の品ぞろえや売り方にこだわってきたが、精肉売り場の改革に乗り出している一般的な店舗は少ない。だが今は鮮魚を上回るほど精肉が人気している。これらを考え合わせ、今の需要に合った精肉売り場を消費者に提供したい―これがミートパークをスタートさせた要因だ。

同店舗では4つの柱として「ステーキ」「焼肉」「トンテキ」「焼き鳥」とメニュー軸による売り場編集を実施。「やっぱり肉は焼くのが一番」を品ぞろえと売り場作りで消費者に届ける。店舗には従業員を増やし店内加工の比率を高め、鮮度の良い商品を提供する。高質品の提供だけでなく、店内加工率を高めることは、店舗における技術の継承にもつながる。価値と価格の強化を行うべく同店舗では、通常2割程度の店内加工率を7割程度まで高める考え。

売り場では宮崎牛や鹿児島県産黒豚、阿波尾鶏、京鴨などの銘柄肉や希少部位など、選んで楽しい商品を豊富にそろえた。また、味付肉や冷凍肉などの簡便商品のコーナーを大幅に拡大。さらに焼き鳥串や創作串、ステーキ大放出など、ライブ感あふれる売場を毎週展開する。
特に最近、需要が年々増加している鶏肉を強化。同社では今年も鶏ミンチが前年比120%以上の売れ行きを示しており、この需要に対応したほか市場には少ないが、やはり人気を高める鶏肉のスライスも品ぞろえを強化し簡単調理を提案する。味付け肉も多様なメニュー展開で提供、冷凍品はホルモンや焼き肉の品ぞろえを強化。同店舗では従来の1.4倍程度の売上を想定するが、何より内食を楽しむ起爆剤になることを期待している。

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