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95回目の展示会を開催/オール日本スーパーマーケット協会

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PB商品の競争力強化へ

オール日本スーパーマーケット協会(AJS)は2月27日、2024年度AJS商品・用度展示会を京都パルスプラザで開催。例年は夏に開催している同展示会だが、昨年は台風の影響で延期し、今回の開催は1年半ぶり。1975年の「展示即売会」から通算95回目の開催となり、全国から約1千人が来場した。出展社数は352社(494小間)。

会場内の「AJS・コプロゾーン」では、各部門の取り組み、AJSグループPB「くらし良好」や「コプロオリジナル」の全777品目(新商品48品、リニューアル商品112品)を中心に紹介。農産では消費期限を延長したカットサラダの「千切りキャベツ」や、「ミックスサラダ」のリニューアル品、新商品のカットスイートコーンが注目を集めた。畜産は「ロースハム」や「ベーコン」の製造委託先を一本化し、価格競争力を強化。水産では原料環境が不安定な中、安定供給および価格メリットを打ち出せる「子持ちからふとししゃも」「ちりめん」を取り上げた。日配は3個パックにリニューアルし好調な「国産ひきわり納豆」と、供給エリアを拡大した「チルドジュース・コーヒー」などを展開。食品は価格競争力を高めた「ライトツナフレークまぐろ油漬・水煮」や、ラインナップを強化した「パスタソース」「健康オイル」「冷凍食品」などを提案。このほか、菓子や雑貨など会員企業に役立つ情報を発信。また、惣菜では原料にこだわってリニューアルした「築地まかないアジフライ」を提案した。

今年度から、PB全商品を「ブランド志向が高い単品に価格訴求」「ダブルブランドにすることで値入改善」「ブランド志向が低いカテゴリー中心商品として」「違いや特長を具体的に訴求」という4つの分類に再設定。会場でも各商品のプライスPOPを分類ごとに色分けし、分かりやすく訴求した。
さらに、エスビー食品の協力のもと、新たな販売コンクールを6月から開始。NB商品と「くらし良好」商品の販売データに基づき、優秀な成果を挙げた企業を表彰する。

次回の商品用度展示会は9月3日にパシフィコ横浜で開催予定。また、例年実施している「接客コンクール」や「接客フェスティバル」に代わる新企画として、「スーパーマーケット・フェスティバル2025」を9月2日~3日に併催する。

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