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イオンスタイル伏見桃山がオープン!/イオンリテール

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「待ってました」と開店前に長蛇の列

イオンリテールは10月15日、京都市伏見桃山区に「イオンスタイル伏見桃山」をオープンした。1978年にニチイ伏見店として開業、93年に伏見サティ、11年からはイオン伏見店として展開。20年まで42年にわたり営業を続けてきたが建物の老朽化や需要の変化対応が必要として、同年の年末に閉店。21年からは仮設店舗のイオン伏見プラザ店で約3年半、需要対応してきたが今回、満を持してリニューアルオープンを果たした。

居住者専用カート

イオンスタイル伏見桃山は京阪本線・伏見桃山駅から徒歩4分に位置。近鉄京都線・桃山御陵前駅、JR奈良線・桃山駅、京阪本線・中書島駅からも徒歩圏内にあり利便性が高い。同地区は京都市内の中心部へのアクセスも良く、ベッドタウンとして人気を高めており今

後も人口増が見込まれる。同店は〝いつでも立ち寄りたくなるお店″を目指し鮮度にこだわった商品や地域の食文化に対応した商品、時短・簡便をテーマとした商品やサービスを展開する。
なお、同店は東急不動産が展開するマンション「ブランズ伏見桃山」(114戸)の1~2階部分をイオンリテールが区分所有。マンション居住者は、専用カートで買い物し、住戸玄関前まで横づけすることが出来る。

旧店舗が衣・食・住の商品をそろえる総合小売業だったのに対し、新店舗は食品を中心としたスーパーマーケットに業態転換した。このため直営売場面積は、旧店と比べ3分の1程度に縮小したが、食品は1~2階にわたり合計約530坪、非食品は2階190坪の売り場を展開。非食品は日曜必需品に集約した分、食品売上は旧店比で120%を見込む。商圏は南北を中心に2~3㎞をメインターゲットとする。

食品の品ぞろえは地元の生鮮品を強化。野菜類は近郊生産者の「京みずな」「九条ねぎ」をそろえ、水産売場は京都舞鶴漁港や各地から仕入れた鮮魚を対面で販売。
最も注力しているのが冷凍食品で、商品数は旧店の倍以上となる820品目を展開。1階では生鮮素材系の冷食を販売。2階の冷食メイン売り場では、多種多様な商品を提案。京都祇園で、2004年からフレンチレストランを営む前川純一シェフが考案した「クラフトスープ」や全国各地のアイスクリーム、寿司類、凍結酒・凍結果実、ワンプレートメニューなど。
地域の食文化に対応した品ぞろえとしては、京都に根付いたパン文化に注目、志津屋の「京かるね」、ゲベッケンのケーキやバームクーヘンを訴求。このほか九条ネギが入ったメンチカツバーガーや宇治抹茶を使用した抹茶パンも販売している。酒類売り場では伏見酒造組合に所属する16の蔵元から100種類以上の清酒をそろえている。

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