地元食材を使った多彩なレシピをお披露目
六甲バターと神戸学院大学が連携し、神戸マラソンの参加ランナーを食と栄養面からサポートする「マラソンレシピ」が、今年で10周年を迎えた。9月13日に同大学有瀬キャンパスで、学生たちによるお披露目会を開催した。
同取り組みは神戸マラソン2015年度大会から産学連携事業としてスタート。今年は「神戸・ひょうごの食に注目!」をテーマに、簡単で美味しいチーズレシピが登場。150点以上の中から最終的に8点に厳選し、当日はレシピを考案した学生たちが自らプレゼンを行った。会場には神戸マラソンに参加するランナーも訪れ、試食会では学生たちとの活発な交流も見られた。
中村恵学長は「当校では様々な企業や地域との連携を通じて学びが広がっている。この『マラソンレシピ』はその中でも誇るべき取り組みの1つ」と述べた。同大学卒業生である塚本浩康社長は「こうして学生たちに学びの機会を提供できることは、経営者として大きな喜びを感じるとともに卒業生冥利に尽きる」と語った。神戸マラソン事務局・河辺健一事務局長は「ランナーと学生たちが交流することで、10周年にふさわしい意義のある事業になった」と評価し、レシピ考案の指導を担当した栄養学部学部長の南久則教授は「地域の食材をテーマにすることで新たな発見があった」と喜びを表した。
採用されたマラソンレシピは11月初旬に特設サイトに公開予定で、マラソンレシピブックは神戸マラソンEXPOで学生が直接配布する。発行部数は2万部を予定。
【選出レシピ(考案者は栄養学部3年次生)】
「ジャコとチーズの焼きおにぎり」(森原美咲)▽「チーズたこおにぎり」(藤野希望)▽「さっぱりレモンのクリームサンド」(藤原美穂)▽「きなこ香る もちっとチーズあん」(岩井日香)▽「長芋とチーズのとろシャキ焼き」(玉田和奏)▽「まるごとたまねぎとチーズのコンソメスープ」(髙谷梨暖)▽「鯛とチーズのトマトソース」(神原和実)▽「玉ねぎとちりめんじゃこのチーズチヂミ」(岡田つばさ)(敬称略)
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