17組34人が苗植えに参加
フジッコは世界的にも品質評価が高い黒豆品種「丹波黒」の苗植え、土寄せ、収穫までの農業体験と採れたての新豆を味わう会をセットにした「丹波黒育成体験プログラム」(協力・小田垣商店)を開催。6月10日には第1弾となる苗植え体験を小田垣商店の有する圃場(兵庫県丹波篠山市)で実施、17組34人が参加した。
今回はあらかじめトレイに種をまき、発芽後の苗を畑に移植する作業でスタート。今年は雨が多く、体験会の前日も降雨が見られたが、当日はちょうど梅雨の中休みという幸運に恵まれ、作業は比較的スムーズに進んだ。丹波黒は粒の大きい品種で苗も大きく育つため、株間は約50㎝幅を基本に植える。この作業の効率化には、秘密兵器の「なかよしくん」も貢献している。
小田垣商店によると温暖化の影響から、ここ2年間は大きな台風もなく秋が暖かかったため、豆が早く出来上がってしまうなど黒豆づくりには不向きな気候状況が続いているという。今年は逆に苗植え前の5月から雨が多く、畝を作りにくい農家も見られ梅雨までの準備が少し遅れがちの傾向にある。
無事、苗植えを完了した後、一行は小田垣商店へ。フジッコによる「おまめの授業」や小田垣商店の「丹波黒豆の栽培について」などのレクチャーが行われた。さらに黒豆の中から傷のあるものなどをより分ける作業に子供たちが挑戦。没頭する子供も多く見られた。
今後、7月8日に土寄せ体験、10月14日に黒さや(枝豆)収穫体験、12月16日に採れたて新豆を味わう会が予定されている。
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