健康機能性も一般に浸透
〝日本生まれのスーパーフード〟こうや豆腐に関心を持つ人が増えている。メーカーもこうや豆腐の機能性を、より広く知ってもらおうと啓発活動に余念がない。そこで今回は旭松食品と大阪ガスクッキングスクールのコラボによる、アレンジレシピ料理教室の様子をのぞかせてもらった。
10月21日に行われた同スクール淀屋橋教室(大阪市中央区・大阪ガス本社ビル)では、8人の講習生が参加。2枚分(33g)のこうや豆腐を使い、柔らかく仕上げるコツや冷凍作り置きおかずなどをテーマに「高野豆腐とサバ缶のカレーそぼろ」「高野豆腐の生姜焼き」「ぷるぷる高野豆腐の豆乳スープ」の3つのメニューにチャレンジした。
インストラクターの熊塩エリ先生が各メニューについて説明。調理の段取りや留意点、メニューの特長だけではなく、使用する「新あさひ豆腐」が一般的な商品よりナトリウムが95%低くカリウムを多く含むこと、こうや豆腐がレジスタントプロテインを豊富に含む、健康機能性の高い食品であることも解説。また講習生も大きくうなずきながらメモを取るなど、こうや豆腐の健康付加価値が一般に浸透している様子が垣間見えた。
調理は1テーブルにつき2人に分かれて開始(かつては6人だったが感染症対策を徹底)。「サバ缶のカレー」は、水で戻したこうや豆腐をフードプロセッサーにかけ、カレー粉を加えて炒めた野菜類・サバと合わせた。「生姜焼き」は戻したこうや豆腐を食べやすいサイズにカットし、白だし・片栗粉をまぶして、食油の代わりにマヨネーズで炒めた。「豆乳スープ」は、こうや豆腐を鍋で煮ると文字通り〝ぷるぷる〟に仕上がり、スープにぴったりの状態に。この食感は実食の際にも好評だった。
当日は大阪大学名誉教授・山口明人薬学博士がスーパーフード・こうや豆腐について行ったセミナー内容の一部をモニターで放映。また熊塩先生は、手に入りやすい食材であるこうや豆腐を使って「元気になる食事を」と呼びかけた。旭松食品は10月7日に発売開始した新提案型商品「TOPURO」を紹介。1日必要なタンパク質の5分の1の量(10g)が熱湯1分で作れる即食商品で、手軽に摂取できることなどを説明した。
WEB先行記事