大阪の低糖質飲食店とコラボ
サントリービールが販売する糖質ゼロでもコク深い「パーフェクトサントリービール(PSB)」の市場浸透が加速。昨年発売した家庭用は、リニューアルやプロモーション効果などで好調を続け、料飲店向けの「PSB樽詰」も導入店舗を増やしている。
PSBの1~3月販売数量は約84万箱(大瓶換算)で、350ml缶では3千万本を突破。3月15日から料飲店限定で発売した「樽詰」(10ℓ樽)は、取扱店舗数が目標の全国千店舗(近畿200店舗)に対し、3月末時点で既に1300店舗(100店舗)を達成している。
焼き肉や揚げ物などを扱う店舗で導入が進む一方、同社ではPSBと同様のコンセプトを持つ、ヘルシー性の高いメニューを展開する店舗にも積極的に訴求している。地元の近畿圏では、m&m‘s社(峰松愼文社長)が展開する「『WHITE KITCHEN』低糖質食専門店byローカーボキッチン然」(大阪市福島区)で売れ行きが好調だ。
同店のメニューはメインディッシュからスイーツまで、全て糖質7g以下。通常メニューをできる限り低糖質にし、さらにおいしくする工夫を凝らしている。最も人気の高いカルボナーラは、こんにゃく麺を使うが、おからを加えて歯応えを持たせ、独自ソースで味わい深く仕上げている。こうしたメニューを好む客層にこそ、PSBを飲んでほしいとWHITE KITCHENに協力を要請し、昨秋からテスト販売を開始。トライアル飲用者の多くがリピーターとなった。健康意識の高いユーザーに商品価値が受け入れられた。
近畿で200店舗導入という計画達成には、〝低糖質でもおいしい〟という価値の伝達や浸透が重要なカギとなる。今後も近畿圏のオリジナル企画として、PSBと食の多様なペアリングを提案し、価値認識の拡大を図っていく方針だ。
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