ドミナント展開で同質化脱却
関西スーパーマーケットは11月13日、富田林駅前店(大阪府富田林市)をオープン。12日のプレオープンでは記者説明会を行った。大阪府南東部の同市への出店は2店舗目。商業施設じゃんぼスクエアの建て直しに合わせた出店で、同店舗以外にはドラッグや医療モールも開業予定。
1日の利用者が1万3600人程度(2018年実績)の近鉄富田林駅から250mの好立地。1.5㎞圏内に、約1.4万世帯、3万人程度が居住している。商圏内にはコノミヤ、サンプラザほか、ディスカウントストアやドラッグストアなども多く価格志向が強いが、同質化競争に陥らないよう金剛店、河内長野店とドミナント展開を図る。当面の売り上げ目標は18億円。
商品は地元商材に注力。湾曲した独特の形状のエビイモや特大のナスなど、南河内の農産品を豊富に品ぞろえた。また、多様な分野で健康性を訴求する商品を1000品目近く展開するほか、デリカでは「生姜香るコクうま鶏ももからあげ」や「極上太巻き」ほか、4種のハンバーガーを8種に拡大するなど新商品を積極的に展開する。
健康提案では丸正フーズ・えびの高原ハム・ウインナー(7大アレルギー物質不使用)や「かるしお」認定商品、品ぞろえ豊富な納豆などを強化。有機野菜やベジミート、アスクドクターズ認定商品も訴求。また、野菜が手軽に摂取できるミールキットや生鮮レンジ商品も提案。品目数(SKU)は食品6700、日配1320、水産570、青果780、精肉510、デリカ400の計1万280。
なお、新たな感染拡大対策として、抗菌製品技術協議会(SIAA)認定の抗菌買物カゴ、ショッピングカートを初導入。買物カゴやカートのグリップに、菌を無害化する抗菌剤が練り込んであるため、使用するたびにカゴやカートを除菌する必要がない。ほかにも抗菌対策を、レジ周りや福利厚生施設へ導入し、顧客と従業員の安全に配慮している。
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