介護食品・健康食品分野を強化
業務用食品卸の中谷食品(大阪府東大阪市、中谷修三社長)は、総合展示会「第20回 中谷食品総合フードフェア」を1月28日に大阪マーチャンダイズマートで開催。120社155小間が出展し、約800人を招待した。
同社は少子高齢化に対応するため介護食・ユニバーサルデザインフードを強化する構えで、会場正面入口付近ではヤヨイサンフーズのソフリを大陳。やわらか野菜や魚のムース等を紹介した。
また商品の傾向として健康・小容量・簡便のものが充実していた。ミツカンは健康志向からブームを呼ぶ飲用酢を提案。カゴメはインバウンド拡大を睨み、動物性原料不使用のヴィーガン対応商品を強化。野菜だし調味料の他、今春は冷凍濃縮スープも発売。石光商事は美肌効果や成人病予防で注目されるれんこんのチップスを新発売。
味の素は今春500ml小容量帯の調味料を強化した。ギャバンのスパイスとコラボしたスパイスソース等を新発売。大容量調味料を置くスペースの無い小型飲食店や、C&C向けに家庭用としても使える容量として紹介。簡便対応ではテーブルマークやニチレイフーズらが冷凍食品で作業の軽減化を提案した。
この他、スポーツへの関心が高まっていることから、同社がスポンサーを務めるセレッソ大阪のコーナーを出展。サッカーボールを使ったストラックアウトゲームを行い、観戦チケット等の景品をプレゼントした。イベントではまぐろの解体ショーも行い、切り立ての試食が好評だった。
WEB先行記事(スライド写真は8枚)