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本物のだしの味を広めたい/京都吉兆

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天然素材だけのだしパックを商品化

「吉兆のだし」の原料は本枯鰹節と羅臼昆布だけ

料亭「京都吉兆」を運営する京都吉兆(京都市、徳岡邦夫社長)は、天然素材だけで仕上げた無添加だしパック「吉兆のだし」を6月15日から新発売。19日に都内で発表会を開き、徳岡社長が本物への強いこだわりを語った。 ※吉の正確な表記は(「土」の下に「口」:つちよし)

本物へのこだわりを語る徳岡氏

「吉兆のだし」(5袋入り、1000円)は、化学調味料や添加物はもちろん、酵母エキス、食塩、醤油も使わず、国産の天然素材である本枯鰹節と羅臼昆布だけを使用し、ピラミッド型のテトラパックに閉じ込めた。鍋で数分煮出すだけで濃いだしが簡単にとれ、煮物や味噌汁など幅広い料理に活用できる。さらに〝おすすめ活用レシピ(全8種)〟付き。

商品化にはにんべん社の協力を得て、独自のノウハウを織り交ぜながら約5年をかけて実現。製造はにんべんグループのふしいち(静岡県焼津市)で行う。販売は京都吉兆大丸京都店、ジェイアール京都伊勢丹店、オンラインストア等。首都圏でも一部の質販店での採用が決まっている。

総料理長でもある徳岡氏は、だしの本物の味が近年失われつつある現状に危機感を抱く。だしブームの中、市場で販売される商品を見ると酵母エキスなどで味付けされているものが多いことを指摘。本物の味を手軽に家庭で使ってもらいたい想いから商品化に至った経緯を語った。

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