各国の味をソースで再現
世界各国で親しまれている本格的な味わいを手軽に味わえる「世界のソース」シリーズ。今春新たに3品を投入し、ラインアップを拡充した同シリーズの開発背景や今後の販売施策について、商品開発本部の小島裕也氏に聞いた。
―開発のきっかけは。
小島 世界のソースシリーズ6種類に「メキシカンタコソース」「ハワイアンポキソース」「ベトナミーズレモングラスソース」の3品を追加した。今回の新商品開発では、海外の現地視察に加え、北米や欧州を中心に食に関する情報収集の拠点としてカナダに開設した「バンクーバー リサーチ オフィス」や輸出販売を手掛ける海外事業本部と連携し、世界のテイストと日本のトレンドを取り入れ商品を開発した。
―商品特長は。
小島 「メキシカンタコソース」は濃厚なトマトベースに隠し味のチーズを加え、味に奥行きを出した。特に香辛料の組み合わせにこだわり、クミンやオレガノなどの香りも楽しめる。刻みたまねぎや鶏そぼろの具材感もあり、タコスやグラタンなど多様な料理に使える。アメリカ本土で人気のハワイアングルメ〝ポキ丼〟が楽しめる「ハワイアンポキソース」は、日本人に馴染み深い醤油ベースの味付けが特長で、野菜や魚介に和えやすい適度な粘性に仕上げた。「ベトナミーズレモングラスソース」はレモングラスの爽やかな風味と魚醤の旨味を組み合わせた本格的な味わいで、アジアンテイストのメニューを簡単に作ることができる。実際に現地に行って情報収集をし、本格的な味わいに仕上げた。
―採用状況と今後の販売施策は。
小島 素材にかけるだけの手軽さや500g形態のハンドリングの良さから、カフェやベーカリー、居酒屋などの外食業態や弁当惣菜を中心に採用が進んでいる。今回の新商品の発売を契機に同シリーズの魅力を伝え、大切に育てていきたい。
2019年2月25日付