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食事の選び方に関する実態調査を実施/フジッコ

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〝栄養意識〟選択肢狭める?

フジッコは20~60 代の男女520人を対象に「食事の選び方」に関する実態調査を実施(調査期間:23年12月26日~12月27日、調査手法:インターネット調査)。

今回の調査で、食事選択時にシンプルに「おいしそうなものを選ぶ」と答えた人は約半数で、残りの半数は栄養成分などを選択の判断材料にしていることが判明した。また、栄養成分などが理由で食べることを避けている料理・食品があると回答した人は3割以上。おいしさだけでなく栄養を意識した料理や食品が充実する一方、栄養を気にすることで食事の選択肢を狭めている可能性が見えてきた。

 

気にしている栄養成分の有無に関する質問では「ある」と回答した人が約7割。最も多くの人が気にしていたのは糖質で、次いで脂質、タンパク質が上位にあがった。体型維持や健康のため、糖質や脂質を抑え、タンパク質を摂ろうという意識が強いことが伺える。

摂取を避けている料理や食品では、ご飯ものや揚げ物を食べることに抵抗を感じる人が多く、日常の食卓での喫食頻度が高いと思われるものほど、より避けられる傾向に。栄養成分などが自分の目安に合えば食べたいと回答した人が約6割いたものの、9割近くのひとは1食あたりの摂取量に具体的な数値を設けていないと回答した。

今回の調査では、消費者が食事選択時に栄養成分を重視することに連動し、具体的な目安がないまま糖質や脂質が少なくタンパク質が多い料理・食品を選ぶ傾向にあることが分かった。その結果、食事の選択肢を狭める様子が伺え、同社では年齢や体型、活動量などから栄養目安量を計算する他、様々な食品メーカーから販売されている栄養量を調節できる食品を上手に活用すれば選択肢は広がると結論付けた。

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