「やさしいとろみのお茶づけ海苔」を試食
永谷園は介護コンサルティングを展開するリクシス、医療法人社団つくし会の協力を得て、初の介護食の試食イベントを7月29日、「やがわデイサービスセンター」(東京都国立市富士見台)で開催した。
会場のホールでは、デイサービスの利用者など約40人が参加して、嚥下・咀嚼に配慮した「やさしいとろみのお茶づけ海苔」を試食。永谷園自体が高齢者からの企業認知度も高く、「おいしい、買いたい」などの声も上がり参加者は笑顔を見せていた。つくし会統括責任者の高浜将之氏は、外食や寿司ケータリングなどのイベントも行っており、「日常の食の変化は大変喜ばれる」と食事による楽しさの提供の重要性を話した。
同社では〝いつもの味をいつまでも〟を掲げて昨年10月に「やさしいとろみのお茶づけ海苔」「やさしいとろみのあさげ」2品を発売。ドラッグストアや調剤薬局で着実に店頭化が進んでいる。
営業本部健康食品営業部の大隅聖子部長は、在宅介護に注目し「年を取ってもおいしく、楽しく食事ができる未来をつくりたい」と展望し、栄養価を高める課題などを示唆した。今後は楽しさを演出すべく「お茶漬けカー」の活用も検討していく考え。また、市場を開拓していく上で、他社メーカーとの協力体制も重要との考えを示した。
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