ブランド戦略を強力に推進へ
コカ・コーラシステムが、「紅茶花伝」の底上げを狙ったマスターブランド戦略を展開する。素材の味を最大限に引き出し、作り手のこだわりがつまった紅茶を提供することを新コンセプトに掲げ、ラインアップの拡充、統一感あるパッケージデザインに刷新し市場での存在感を高める。
3月8日、期待の新商品「紅茶花伝 無糖ストレートティー」(440mlPETボトル、140円など)を発売する。華やかな香りのダージリン、アッサムの2種類の茶葉を高圧・短時間のエスプレッソ製法で抽出し、香り豊かで雑味の少ない味わいに仕上げた。発売に合わせテレビCM、消費者キャンペーン、200万本規模のサンプリングを計画する。
日本コカ・コーラマーケティング部ティーカテゴリー紅茶・機能性茶グループの山腰欣吾グループマネジャーは、2月10日開催のオンライン発表会で全体戦略を明かした。
紅茶飲料市場は飲料各社の注力もあり、過去3年間で108%と大きく伸長した。同社も2018年に果汁を贅沢に使用した「紅茶花伝 クラフティー」を発売、19年には「同 ロイヤルミルクティー」をフルリニューアルしブランド計で市場を上回る伸長を見せる。そして、成長著しい無糖紅茶カテゴリーに参入することでユーザーを増やす考えだ。
これまでは「クラフティー」「ロイヤルミルクティー」の製品ごとにアプローチしてきたが、今後は新コンセプト、デザインの統一でブランドを全面に押し出す。山腰グループマネジャーは「進化した『紅茶花伝』をお見せしたい」と自信をみなぎらせた。
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