新商品「レモン・ザ・リッチ」に期待
サッポロビールはRTDの新商品「レモン・ザ・リッチ」シリーズを4月2日から発売する。グループ会社ポッカサッポロフード&ビバレッジの強みであるレモンの知見を活かし、好調なRTD市場に攻め込む。
2月5日本社で開催した2019年RTD事業方針説明会で髙島英也社長はRTD市場について「留まるところを知らない勢いで伸びている」と表現。節約志向を背景とした高アルコール商品の人気、レモンサワーブームもあり市場は近年2ケタ成長を続けており、18年の総需要は2億c/s(6L換算)を突破した。
同社も18年のRTD計は694万c/s(前年比177%)と大幅伸長。特に新発売の「サッポロチューハイ99・99(フォーナイン)」は雑味がなくすっきりした味わいが支持され、年間販売200万c/sの当初計画を1カ月前倒しで達成するほどの売れ行きを見せた。
さらに19年のRTD事業は「〝驚きをカタチに〟〜新鮮で驚きのあるオンリーワン商品の創出〜」をテーマに掲げ、年間販売1000万c/s(144%)を目指す。
中でも期待するのが新商品「レモン・ザ・リッチ」。「レモンの良いところを選りすぐったリッチなサワー」を追求し、レモン果汁に徹底的にこだわった。ポッカサッポロ社が果汁、果皮、レモンオイル、レモンパルプを加えて開発した果汁を使用し、香り高く深みのある濃い味わいを5年の歳月をかけて作り上げた。ラインアップは「濃い味ドライレモン」「濃い味レモン」「濃い味ビターレモン」で各350ml缶(150円)、アルコール分5%。年間計画は120万c/s。
「99・99」からは新フレーバー「クリアライム」を3月5日に発売。純度99.99%の高純度ウォッカをベースに、ライムの爽やかな酸味とほろ苦い味わいが楽しめる。350ml缶(141円)、500ml缶(191円)でいずれもアルコール分9%。既存の「クリアドライ」「クリアレモン」「クリアグレープフルーツ」と合わせ4品計で年間400万c/s(167%)を計画する。
WEB先行記事