大塚製薬は快眠食品素材「アスパラプロリン」を紹介
睡眠や体内リズム研究の専門家が集まり設立した「目覚め方改革プロジェクト」が、2月19日都内で第2回メディアセミナーを開催。睡眠の重要性の認知、健康で活動的な生活環境作りに向けて識者が講演した。
4月1日から「働き方改革関連法案」が段階的に施行されるが、仕事と余暇の充実という課題を解決する上で重視されるのが睡眠。近年は睡眠の役割や睡眠不足がパフォーマンスに影響を及ぼすことが解明されてきており、睡眠の量と質だけでなく体内リズムに対する関心も高まっている。
そこで今回は世界睡眠デー(3月15日)、睡眠の日(3月18日)、春の睡眠健康週間(3月11~25日)を前に、「〝働き方改革〟は体内リズムの改善から」をテーマにセミナーが行われた。
まずプロジェクトリーダーの久留米大学医学部神経精神医学講座の内村直尚教授が「パフォーマンスを左右する目覚めと体内リズム」を解説。日本人は世界的に見ても睡眠時間が短く、「睡眠不足が続くと体内リズムが乱れ、脳や身体に悪影響を及ぼしパフォーマンスが低下する」と指摘。
休日の夜ふかし、朝寝坊も体内リズムの乱れを誘発し、徹夜は飲酒後の酩酊状態と同等のパフォーマンスに陥ると警鐘を鳴らす。最適な体内リズムには8時間睡眠、朝型の生活を実践することが必要だとし、「スッキリとした目覚めで一日を開始することがパフォーマンス向上につながる」と語った。
続いて「健康経営」の名づけ親である特定非営利活動法人健康経営研究会の岡田邦夫理事長が、「いまビジネスパーソンが取り組むべき睡眠課題」を説明。日本人は睡眠時間が短く労働時間が長いわりには労働生産性が低く、日本の睡眠不足による経済損失は1380億円に達する。「睡眠不足は企業リスクだ」と訴え、そこには職務要因もあると指摘し、企業には労働時間管理と職務コミュニケーションの見直しを求めた。
加えて業務の性質上「睡眠」を重要視する事業分野から、東海旅客鉄道総合技術本部技術開発部技術計画チームの清水紀宏担当部長が「睡眠自己管理プログラム活用による仕事パフォーマンス向上」について講演。新幹線、在来線の全乗務員には睡眠日誌、システム入力、医学的根拠に基づいたアドバイスを積極的に取り入れており、安全で安定した輸送の提供を行っている。必要な場合は20分以内で利用できる仮眠室の用意もある。
また、プロジェクト協力企業から大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部ソーシャルヘルス・リレーション部の只野健太郎課長が登壇。体内リズムを整える食品素材としてアスパラガス由来成分「アスパラプロリン」を紹介し、「2週間の摂取で夜型生活者の睡眠とパフォーマンス改善が期待できる」と語った。なお、アスパラプロリンは同社の「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」に配合されている。
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