油付きPETを水平リサイクル

両者の商品一例
日清オイリオグループとキユーピーは2月23日、油が付着した使用済みPETボトルを再び食品用ボトルへ戻す「水平リサイクル(ボトルtoボトル)」を国内で初めて実用化したと発表した。両社は2024年5月から協働で技術検証を進め、このほど実機試験で品質面の課題を克服。成果は「日本包装学会誌」(Vol.35, No.1)に掲載された。
これまで食用油やドレッシングなどの油付きPETボトルは、洗浄工程で油分が残りやすく、におい移りや着色など品質への影響が懸念され、主に熱回収に回されてきた。今回、両社工場から排出されたボトルを回収し、特定リサイクラーで破砕・洗浄、再生レジン化。試作ボトルの強度や保存性評価を行い、問題がないことを確認した。
実装第一弾として、日清オイリオは800gの食用油PETボトル商品に再生材を一部使用し、3月から順次販売。キユーピーは180㎖ドレッシング4品(深煎りごま、シーザーサラダ、フレンチ〈白〉、コールスロー)で同再生材を一部採用し、4月から一部店舗で数量限定発売する。
両社は今後、他メーカーや自治体との連携も視野に入れ、油付きPETボトルの資源循環スキーム拡大を目指す。プラスチック削減と再生材活用を掲げる両社の環境戦略における重要な一歩となる。
WEB先行記事