至極パスタソース初展開、冷凍・環境配慮商品も拡充
ニップンは2月6日、東京都内の本社で春夏家庭用新商品発表会を開催した。「消費者視点でのおいしさを追求した」と語るのは、篠山康司執行役員家庭用食品事業本部長。春夏シーズンは、グロサリー新商品16品・リニューアル品2品、冷凍食品新商品17品・リニューアル品2品の計37品を全国で発売する。出荷開始は3月2日(一部商品を除く)。今春夏商品の販売目標は、グロサリーが21・7億円、冷凍食品が32億円、合計53・7億円を掲げる。
主軸となるのは、「オーマイプレミアム」ブランドのさらなる強化だ。同ブランドは〝「いつも」を「すごい!」にするパスタ。〟をコンセプトに、消費者起点の商品開発で支持を拡大。2024年2月に発売した「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ」は、累計出荷数1億食(2025年10月時点)を突破するなど、同社の成長をけん引する存在となっている。ニップンでは全社を挙げて同ブランドに注力しており、2026年度のブランド販売目標は150億円を計画する。

その中核を担う新商品として投入するのが、企画から2年、300回もの試作を経て完成した、グロサリー初展開となるパスタソースだ。「オーマイプレミアム 至極のボロネーゼ」「同 至極のカルボナーラ」(各140g、価格はいずれもオープン)は、具材の仕上げや濃厚な味わいに徹底的にこだわった〝最上級のおいしさ〟を訴求。ロースト牛挽肉を使用したボロネーゼ、厚切り熟成ベーコンと4種のチーズを配合したカルボナーラと、家庭では再現が難しい満足感を打ち出す。販売目標は2品合計で5億円とし、担当者が「威信をかけた」と語るほど。ブランドの新たな柱として育成する考えだ。
乾麺では、「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ 1.5㎜/1.8㎜」(600g、希望小売価格560円)をリニューアル。チャック付きパッケージを採用し、保存性と利便性を向上させた。冷凍食品では、「オーマイプレミアム 明太子と高菜のおだしパスタ」(280g)、「同 濃厚ジェノベーゼ」(260g)を新発売するほか、「ペペロンチーノ」(260g)、「蟹のトマトクリーム」(280g)をリニューアル。さらに、期間限定商品として「オーマイプレミアム うま塩レモン」(270g)、「オーマイプレミアム 至極のボンゴレ」(300g)を投入し、季節感と付加価値を高める。
環境配慮と利便性の両立を図った商品としては、「オーマイ 2人前 パスタソース」シリーズを刷新。水性フレキソ印刷とノンソルベントラミネートを活用したレトルト殺菌・電子レンジ加熱対応包材を国内で初採用し、包材製造時のCO2排出量を従来比約21%削減した。ラインアップは、「オーマイ ミートソース」(240g)、「同 ガーリックトマト」(240g)、「同 ナポリタン」(220g)、「同 カルボナーラ」(220g)、「同 蟹トマトクリーム」(220g)、「同 明太子カルボナーラ」(220g)の全6品で、価格はいずれもオープン。電子レンジでそのまま加熱できる手軽さを訴求する。

冷凍食品分野では、大盛り個食パスタ市場の拡大を背景に「オーマイ Big」シリーズを強化。「オーマイ Big ナポリタン」(380g)、「同 ボロネーゼ」(380g)、「同 たまごとにんにくペペロンチーノ」(340g)を新たに投入するほか、「和風明太子」「カルボナーラ」「焦がしバター醤油」「超にんにくペペロンチーノ」「香ばし高菜」「たらこバター」「ボンゴレビアンコ」などを含む計10品を展開する。価格はいずれもオープンで、全品パッケージを刷新し、〝旨さやみつき!〟をシリーズコピーに掲げる。

家庭用グロサリーでは、「ニップン つぎの日もやわらか強力小麦粉」(1㎏、オープン)を新発売。同社独自の「やわら小麦®」と国産小麦「ゆめちから」をブレンドし、焼いた翌日もやわらかな食感が続く点を差別化ポイントとする。パンやピザ、麺類にも使える汎用性で、家庭製パン需要を取り込む。
このほか、「ニップン チヂミの粉」(380g、オープン)、「ニップン めちゃラク アイスの素」(50g、希望小売価格244円)を投入。乾麺では、「ニップン 名店監修 更科そば」「同 藪そば」(各200g、オープン)に加え、「高原通商店 早ゆでさぬきうどん」(360g、オープン)をラインアップする。
ニップンは2026年春夏、販売目標53.7億円の達成に向け、「オーマイプレミアム」を核とした高付加価値商品の拡充と、環境配慮・利便性を両立した商品開発を通じて、家庭用市場での存在感を一段と高めていく考えだ。=写真は篠山康司執行役員家庭用食品事業本部長(右から3人目)と商品開発を担当したマーケティング本部のメンバー
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