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酷暑・米代替・次世代ユーザー開拓へ/日清食品チルド

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夏の冷しメニューが充実

伊地知社長

日清食品チルドは1月27日、春夏新製品発表会を本社で開催した。伊地知稔彦社長は、2023年度以降、年率2~3%の拡大傾向が続くチルド麺市場について、「価値訴求」と「若年層の開拓」の2点を今後の課題に挙げた。春夏の新商品はリニューアル9品を含む計21品を、3月から順次展開する。

2025年度のチルド麺市場は、前年度比103.3%の2438億円を見込む。内訳を見ると、焼そばが同106.2%、冷し中華が同104.7%と、いずれも市場平均を上回って推移している。

こうした中、同社では期間限定商品の投入やグループブランドの活用、簡単調理といった施策が奏功し、若年層をメインターゲットとしたブランドが好調に推移した。

こうした流れを受け、2026年度春夏商戦では「猛暑・酷暑対策」「米代替ニーズの獲得」「次世代ユーザーの開拓」をテーマに、多彩な商品施策を展開する。

主力の「冷し中華」では、猛暑・酷暑に向けて冷しメニューを大幅に拡充。NEXT冷し麺と位置付けた新提案に加え、既存商品の調理提案、即食タイプ「日清のそのまんま麺」の強化を打ち出す。さらに、夏本番を前にした4~6月には、つけ麺・まぜ麺の麺増量企画で需要喚起を図る。

依然として米の価格が高止まりする中、潜在的な米代替ニーズの拡大はチルド麺にとって追い風となる。麺増量企画に加え、夕食メニューとしての訴求を一段と強化していく。

最大の課題は若年層ユーザーの拡大だ。購入者を世代別に見ると、50代以上は105%(2024年度/2012年度比)と伸長している一方、40代以下は85%と減少傾向にある。他の麺類(カップ麺、袋麺、冷凍麺)と比較しても、チルド麺は40代以下の購入比率が最も低い。若年層に支持される商品の拡充は喫緊の課題であり、実際に昨年投入した「爆盛チャレンジ」シリーズは40代以下の購入比率が高かった。超極太麺や豚ラーメンスープを使用した、いわゆる「二郎系」商品の売れ行きも好調だ。

主な春夏の新商品は次の通り。発売30周年を迎えた「行列のできる店のラーメン」シリーズから、初の冷しらーめんを投入する。「山形冷しらーめん2人前」(296g/麺220g、600円)は、もっちりとした食感の手もみ風麺を、氷で冷やしたコクのあるしょうゆスープで味わえる。

「つけ麺の達人」からは、「冷し鶏柚子醤油2人前」(374g/麺300g、480円)を新発売。もちもち食感の極太麺に、さっぱりとした柚子風味の醤油だれがよく絡む。

日清食品の即席麺ブランドで展開する「ポックンミョン」もチルド麺で登場する。「チルド 日清焼そばU.F.O. ポックンミョン 濃い濃い韓国風甘辛カルボ2人前」(366g/麺340g、385円)は、もっちりとした麺に、甘さと辛さがクセになる「濃い濃い甘辛ソース」を合わせた。

このほか、「爆盛チャレンジ」シリーズの新商品として、「日清Spa王 喫茶店のナポリタン 爆盛チャレンジ」(772g/麺600g、650円)を3月9日から発売する。

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