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関西発!! 新たなカクテル文化創出へ/サントリー近畿営業本部

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万博のレガシーを後世へ

サントリー近畿営業本部は、関西発の新たなカクテル文化の創出を目指すプロジェクト「未来の関西ジンカクテル」を1月から本格始動。10月からは関西圏の居酒屋、バーなどで新メニューの提供を開始し、11月5日には、大阪市内で活動説明会を行った。

同プロジェクトは、「未来に残したい関西のいいところ」をテーマに関西在住者からアンケートを実施。その回答データをAIに学習させ、大阪工場で生産されるサントリージン「六(ROKU)」と「翠(SUI)」を用いた6万5千件以上のカクテルレシピを生成した。この中から地元バーテンダーと共に3種のレシピを厳選し、6~7月には居酒屋や万博会場で提供。ネーミング投票も行い、提供杯数は約1500杯に達した。

完成したカクテルは、「翠ビーム」「赤翠」「ROKU MUSUBI」の3種類。「翠ビーム」は、ジン「翠」とウイスキー「ジムビーム」をソーダで割り、レモンスライスを加えた一杯。ウイスキーの甘みとジンの爽快感が絶妙に調和する。「赤翠」は、翠にトマトジュースやジャスミン茶、胡椒を組み合わせ、さらに大阪のソース文化を象徴する〝ウスターソース〟を加えることでコクとまろやかさを演出した。「ROKU MUSUBI」は、「六」と「サントリー梅酒〈山崎蒸溜所貯蔵梅酒ブレンド〉スーペリア」、そして創業者・鳥井信治郎の最後のブレンド「サントリーウイスキーローヤル」を使用。ローヤルの甘みと六の清涼感が調和した奥深い味わいに仕上げた。

藤島支社長㊧、宮崎氏

「翠ビーム」「赤翠」は関西の居酒屋約300店舗、「ROKU MUSUBI」はバー約100店舗での展開を目指しており、10月末時点で目標の8割にあたる店舗で提供が始まっている。説明会でサントリー近畿営業本部の藤島弘平大阪統括支社長は、「この取り組みを通じ、関西から未来に残るカクテル文化を築いていきたい」と語った。プロジェクト担当の宮崎雄也氏は「お客様の声を反映した関西らしいカクテルが完成した」と述べた。

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