担々麺風ぶっかけうどん好評
オリジナル商品を積極提案
三井食品は2月22日、第35回関西メニュー提案会を大阪マーチャンダイズ・マートで開催。245社が出展。コマ数は205小間（加食54、業務用28、酒類36、低温７、総合26、オリジナル54）。得意先600社800人（構成比＝業務用40％、小売業30％、卸業30％）が来場した。
テーマは前回同様「明日（みらい）をつくる 食のチカラ」を掲げ、多様な食の力でより良い未来を創ることを目的に提案。会場入り口では昨年から新ブランドとして展開する「にっぽん元気マーケット」を訴求。新製品の「生姜香る北海道産ブリ炭火焼き」「旨味ひろがるかつお節で仕上げたやみつきのり」を紹介したほか、通年販売へのシフトを機にリニューアルした「飲むお酢」シリーズの「瀬戸内レモン」「青森りんご」を展示。また「ハートフル畑」からは夏にぴったりの新製品「ぶっかけうどん担々麺風」を紹介、好評を得ていた。
輸入ビールでは認知度が増しているベルギー・ランビックビールリンデマンスから、アルコール度数高めのフルーツビール新製品「リンデマンス タロット・ノワール」「同・ドール」の2品を出展。従来品より甘みが少なく、度数８％の力強い味わいを提案。
ＳＤＧｓ企画として、花房養蜂園が出展。地球の環境変化や農薬などによる蜂群崩壊症候群が世界的に問題視される中、国産はちみつ製造における自然との共生、さらに製法にこだわった同社商品を紹介。また、テクノファーム袋井とスプレッド社による、工場で生産する野菜「ベジタス」や海幸ゆきのやの陸上養殖エビ「幸えび」も提案した。
新潮流として今春以降に流行が予想される商品を提案。多様なフレーバーの「ろく助塩」の試食が好評だった。酒類とおつまみのペアリングでは、ワインにはドライフルーツなど、日本酒には魚や肉類の燻製などを提案。「にっぽん元気マーケット」コーナーでは、栃木・長野・和歌山・岡山・香川・愛媛・高知の名品が並んだ。
同社関西支社では飲食店の回復などから業務用が２桁伸長で推移。主要となる得意先小売業も順調で、3月期は前年比106％程度の着地を予想。小売店頭については、改定による売上増の影響も大きいが、直近では買い上げ点数も回復しつつあると分析している。
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