お歳暮戦線、火蓋切られる
近鉄百貨店は10月18日、コロナ5類移行後初の「お歳暮ギフトセンター出陣式」をあべのハルカス近鉄本店で実施。昨年から声出し出陣式は再開されており、今年も威勢よくギフト商戦〝冬の陣〟の火ぶたが切って落とされた。
同百貨店ではアフターコロナ、家計防衛、地域共生の3本柱をメインにギフトを展開。売場面積は例年並みだが、今年は前年より100点少ない、1500点のアイテム展開。しかし売上目標は、前年の102~103%を目指す。
アフターコロナで贅沢はしたいが、財布のひもは締めたい消費者も多く、送料込みのお得感で対応する。また、個人需要の「自分ギフト」は中元以降増しており、230アイテムから330アイテムに増加した。
地域共生として、中元でも好評だった北海道や高知のアンテナショップから、新鮮なギフトを届けるコーナーも設置。サンプルの毛ガニや大きな帆立が目を引く。
同店営業政策本部の北村真一課長は「歳暮戦線は短期決戦。中元は書き入れ時が冷夏となり売上が鈍った。歳暮では12月の最初の土日が勝負」と、年の瀬の需要拡大に期待し準備万端で挑む。
WEB先行記事