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神戸拠点企業らが共同で初の食育イベント開催

投稿日:2023年8月23日

プロジェクトチーム「食べとう?KOBE」

「豆」をゲームで教える、フジッコ

神戸市内に拠点を置く、企業・団体と神戸市が連携して組織する食育を考えるプロジェクトチーム「食べとう?KOBE」が、初の合同事業として料理教室「バランスよく食べとう?夏休み親子クッキング」を8月22日、神戸市兵庫区の健康ライフプラザ・ライフキッチンで開催した。

このプロジェクトは、エム・シーシー(MCC)食品、オリバーソース、カネテツデリカフーズ、ケンミン食品、生活協同組合コープこうべ、フジッコ、プロアクティブ、マルヤナギ小倉屋、六甲バターの各社が共同して神戸市民の食育を考えるもので、今年3月に発足。会場の確保や広報には、神戸市健康局が全面協力している。

今回は応募した12組の小学生と保護者が調理に挑戦した。料理教室では、まず各社が扱う食材を写真パネルなどで紹介。健康と食品についてのディスカッションを行った後、用意した材料で調理を開始、盛り上がりをみせていた。

六甲バターでは「各社が協力することで拡散力が増し、PR・コンテンツも充実する」と共同実施のメリットを挙げる。また、MCC食品は「この活動により一般の消費者との接点が増え一方通行を回避できる。活動を通じ地元愛を高めたい」と話す。カネテツデリカフーズでは「食育イベントそのものに刺激があり、地産地消の精神で取りくみたい」。ケンミン食品は「小麦アレルギーの子どもが増えており、米粉メニューを紹介。野菜摂取も積極的に促進する」と、料理のバラエティーを提案する。そのほか、フジッコは「親子での参加に意義がある。栄養素や豆の話など、親子で興味を持ってほしい」。オリバーソースでは「CSRは重要なこと。地元でのイベント開催は、流通やCO2排出問題にも直結する」とポジティブにイベントを捉える。

コープこうべでは「組合員との交流を活かして、市民との食交流の場を拡げたい」と力強く語り、神戸市健康局では「地元企業あってのイベント。定期的に声を掛け合い、食育活動をサポートする」と話した。

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