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豆乳生産量7~9月期は11.3万kl(速報値)/日本豆乳協会

投稿日:2020年10月30日

年間では45万klに到達する見通しで10年前の2倍に

日本豆乳協会は10月28日に都内で会見し、豆乳生産量の今年7~9月期(速報値)と年間見通しについて発表した。

7~9月期は11万3000kl(前年同期比103.6%)で、これにより1~9月までの合計が31万8000kl(105.4%)となった。業務用、特に学校給食向けが大幅に減少したものの、家庭用が予想以上に伸長。スーパー・コンビニやECサイトでの堅調ぶりが目立ち、当面は継続するものと予想される。
これにより年間では45万klに達する見通しで、10年前の約2倍となる。かねてより目標値としていた年間50万klに手が届く勢いだが、重山俊彦会長(キッコーマンソイフーズ取締役会長)は「この先10年で100万klを目指したい」と、市場拡大に向けての意欲を示した。

重山俊彦会長

主な増加要因としては、コロナ禍における健康志向のさらなる高まりと、賞味期限が長いという製品特性から備蓄食材と捉えられ、これにより大量購入者が増え宅内需要を大きく後押した。
加えて、メーカー各社によるバラエティー豊かな製品の発売と、料理食材としての利用や「凍らせて食べる」「ちょい足してデザート風に飲む」など、メーカー主導による新たな飲み方・食べ方提案が定着したことなども挙げられる。

また、日本豆乳協会では「いつでも、どこでも豆乳生活」をテーマに、食育を兼ねた普及活動を行っている。
今年は運動部などの高校生1万人超に豆乳と啓発資料を提供し、併せてアンケートを実施。豆乳に関する知識や飲用機会などについて調査することで、実態把握とニーズの掘り起こしに役立てる考え。

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