「い・ろ・は・す」に100%リサイクルの新ボトル
コカ・コーラシステムは、100%リサイクルPETボトルの「い・ろ・は・す 天然水」(555ml/120円)を3月9日から発売する。女優の土屋太鳳を起用した新テレビCM「100%が世界を変える!」篇も同日から放映し、環境負荷低減を訴求する。
「WORLD Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現を目指し、昨年「容器の2030年ビジョン」を策定した同社。30年までに「ボトルtoボトル」(100%リサイクルPETボトル)の割合を現在の21%から90%にまで高め、PETボトル全製品の原料を100%サスティナブル素材(リサイクルPET素材、植物由来PET素材など)に切り替える。
「い・ろ・は・す」は、これまでボトルの30%にリサイクルPET素材を使用してきたが、パートナー企業の協力により透明度の向上、量産が可能となり100%リサイクルPETボトルを国内最大規模で導入する。年間で自動車約4000台分のプラスチック、PETボトル1本当たりCO2排出量49%の削減が期待される。
3日には都内で発表会を開催(新型コロナウイルスの感染拡大を考慮しライブ配信形式)し、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ社長は「30年のボトルtoボトル率90%に向けた大きな一歩だ」と自信を見せた。国内のPETボトル回収率は98%、リサイクル率は84%と諸外国と比べても非常に高い。「PETボトルをリサイクル資源として根付かせ、他の飲料ブランドにも導入することで100%リサイクルの次世代PETボトルを拡大する」と意気込みを語った。
会場には土屋さんも駆けつけ「『い・ろ・は・す』を選ぶだけでエコ活動になる。地球にも優しく、本当に素晴らしい」と感心しきりだった。
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