映画「東京ワイン会ピープル」とのコラボレーション
イオンリカーは昨年好評だった、ワインの祭典「ワールドワインフェス」を今年も開催する。8月22日に都内で会見した神戸一明社長はイベント概要とともに、映画「東京ワイン会ピープル」とのコラボレーション企画について説明した。
今年は「ワールドワインフェス2019」として、11月9~10日に東京・天王洲の展示ホール「TMMT」で開く。「五感でワインを再発見」をテーマに、ワイン初心者から上級者まで楽しめる一大イベントとして世界約9カ国から26のワイン生産者、醸造家が集まる。ワインとフードのセットチケット(税込3300円~)を購入し、最大2時間(各日3回の入替制)の飲み放題形式で100種類のワインが楽しめる。
今回は10月4日からイオンシネマを中心に上映する、「東京ワイン会ピープル」とコラボ。イオン直輸入のチリ産オーガニックワイン「オー グランレゼルヴァ メロウルージュ」「同 ミストブラン」(750ml、税別1780円)を、映画のキービジュアルを配したオリジナルラベルで発売する。ワイン初心者がターゲットの飲みやすい味わいで、ワインユーザーの裾野を広げる。
発表会の会場には映画に出演する女優の大野いとが登場し、「ワインには詳しくなかったが、映画を通じ好きになった」とコメント。神戸社長も「映画をご覧頂き、ぜひイオンリカーでワインをお買い求めいただきたい」と応えた。
また神戸社長は下期以降、10月の消費増税、その後の段階的酒税の変更に伴う事業戦略を発表した。注力するのは酒税変更がないウイスキーと酒税が下がる日本酒、そしてEPA発効で買い求めやすくなったワイン。
ウイスキーはワイン同様イオンの国際調達網を駆使し直輸入比率を現在の15%前後から、年内に30%に引き上げる。力を入れるのは国内供給が不足するシングルモルトウイスキー。直輸入のメリットを活かし、売り場では一般価格より500~1000円安い設定の2980円均一、3980円均一を展開する。
日本酒も全国の蔵元と直接取引する正規取扱品を拡大する。中でも大吟醸酒はイオン限定品を充実させ、年間30万本を目指す。
ワインは100人の専門家が決めるイオン・ワイン・アワードや店舗限定での3本1000円、フレーバータイプ、オーガニックワインなど若年層、ワイン初心者に向けた取り組みを強化しファン拡大を図る。神戸社長は「お値打ち価格、価値提案など、さまざまなバリューを提供することでユーザーを増やす」と意気込みを見せた。
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