ビブグルマン3年連続受賞の実力とは
うどん激戦区、東京・新橋に本格派〝博多うどん〟の名店を受け継ぐ「はし田たい吉」が6月17日にオープン。新橋のオフィスワーカーの胃袋をつかむ、新たな名店に名乗りを上げる。
店主の橋田義尊氏は2012年、六本木ヒルズに高級うどん店「はし田 本店」を開くと、博多うどんが都内では当時珍しかったこともあり一気に人気店へ。ミシュランガイドブックでもビブグルマン賞を3年連続受賞したものの、18年に惜しまれつつ閉店。
しかし復活を望むファンの声と、自らの情熱を胸に一念発起。「はし田 本店」のセカンドブランドとして、昼も夜も気軽に楽しめるリーズナブルな「はし田たい吉」の出店を決めた。カウンターがメインのコンパクトながら居心地の良い空間で、男性だけでなく女性も入りやすい工夫がされている。
肝心のうどんは貴重な福岡県糸島産小麦粉を使用し、毎日店内で製麺。そこに鹿児島枕崎の上質な鰹節、長崎のあごだしをブレンドした透き通る黄金色のスープを合わせる。
博多うどんというと〝柔らかい〟というイメージがあるが、目指したのは表面がツルツルで適度な弾力のある食感。「糸島産小麦粉の特徴を活かし、毎日店内で製麺することで本当においしい博多うどんを提供する」と橋田氏は目を輝かせる。
定番の「博多ごぼう天うどん」(600円)をはじめ、「冷やし豆乳坦々うどん」(800円)、「肉うどん」(750円)、「鶏白湯カレーうどん」(900円)など豊富なメニューが揃う。
〈店舗概要〉住所:東京都港区西新橋1-15-7▽営業時間11~22時(土日祝日休)▽14席。
WEB限定記事