
いざ収穫!

今年は大粒ができた
フジッコは「丹波黒育成体験プログラム」の収穫体験を10月18日に開催。14組28人が参加した。黒大豆の中でも大粒で品質が高いとされる兵庫県・丹波産の黒豆「丹波黒」。その苗植え・収穫までの農業体験と、日本の文化やおせち料理を学ぶ会をセットにした全4回の内容で毎年好評を得ている。
天候がやや不安視されたものの、何とか雨を免れ大人も子供も一緒になって収穫体験を満喫。収穫についての指導を行った、豆類などの卸小売を営む小田垣商店によると、コメ生産にシフトする農家が増えた分、作付面積が1割程度減少しており、伴って丹波篠山エリアでの黒豆生産量も減少しているが、1本の枝に付く豆の数は昨年より多く見られ、まずまずの出来栄え。
同地区では梅雨明けが早く、7月末までは雨が降らない状況で、歴史的不作とされる昨年同等の収穫が予想された。それが8月に入り適度な降雨が見られ、前半の不作を挽回する格好となった。新豆が出来上がるのは12月に入ってからだが、それまでに気温の寒暖差がないと黒くならないため、産地では正念場が続く。
豆のサイズは大きめのものが多かった印象で、年末年始にかけて丹波黒らしい大粒の黒豆に期待したい。
午後の第二部では小田垣商店で、丹波黒ができるまでを学ぶ「おまめの学校」や「お月見団子を食べる会」などが行われた。今回の収穫体験を経て、一行は12月の「新豆を味わう会」に臨む。

もくもくと実を外す

みんなで記念撮影。お疲れ様でした!
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