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11年目の修了生は23人/神戸スウイーツ・コンソーシアム

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スイーツコンテスト開催も検討へ

神戸スウイーツ・コンソーシアム関係者での記念撮影

パティシエを目指すチャレンジドを支援するプロジェクト「神戸スウイーツ・コンソーシアム」(略称KSC/主催:社会福祉法人プロップ・ステーション、日清製粉)のチャレンジド・プログラムVol.11の修了式、および成果発表会が3月20日、KKRホテル東京で開催された。

11年目を迎えた2018年度は神戸、東京に加え、初の札幌と熊本での講習会を開催。各会場では洋菓子業界を代表する著名なシェフによるオリジナルアイテムを中心に講習を実施し、今年度は23人が修了証書を手にした。将来、パティシエや洋菓子製造業として活躍する一歩を踏み出す。

修了式・成果発表会にはCaféぽてと(兵庫県神戸市)、多摩川あゆ工房(神奈川県川崎市)、晴れ晴れ(埼玉県川口市)から4人が出席。それぞれが講習で得た経験を、スライドを使いながら報告した。講師陣を代表して、オーストリア国家公認マイスターの八木淳司氏は「それぞれに特徴があった。ただ甘いだけじゃなく、一つひとつに個性があった」と高く評価。東京会場を担当したノリエットの永井紀之氏は「本当に素晴らしい。焼きの甘さはよくあることだが、きっちり焼けていた。鋳物の型を活用したアイデアは参考にしたい」と、プロでは思いつかないアイデアに驚きを見せていた。

主催者挨拶に立った日清製粉の山田貴夫社長は「本日が一つの区切りだが、これからがスタート」とチャレンジドにエール。プロップ・ステーションの竹中ナミ理事長とともに、これまでの活動を支援してきた関係企業・行政に感謝の意を述べた。

また、来賓挨拶には自由民主党総務会長で前厚生労働大臣兼働き方改革担当大臣の加藤勝信氏、日本労働組合総連合会会長の神津里季生氏、東京大学公共政策大学院客員教授で元総務大臣の増田寛也氏がそれぞれ挨拶。後援する総務省、厚生労働省、農林水産省、北海道、兵庫県、熊本県、神戸市、日本セルプセンター、関東社会就労センター協議会の各代表者からもそれぞれ祝辞が述べられた。

閉会に際して竹中理事長は「活動が10年を過ぎたこともあり、スイーツコンテストが出来ないかというアイデアが出ている」と次年度への方向性を示し、このアイデアの実現に向け調整を始めるとした。

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