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大豆ミートを精肉売場で販売開始/イトーヨーカ堂・イオングループ

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トレー販売「ミンチタイプ」をお手頃価格で

大手スーパーで、大豆ミートを代表とする「植物性食品」の店頭販売を拡充する動きが活発化している。
健康ニーズや環境問題への意識の高まり、ベジタリアン・ヴィーガン増加などにより大豆ミートの国内生産量は10年前に比べて約1.5倍となり、消費者の認知も広がりつつある。

イトーヨーカドーでは、大豆ミートのトレイ販売を3月17日より本格的にスタートさせた。
マルコメの「大豆のお肉 ミンチ」乾燥タイプを店内で水戻しし、トレー詰めしたものを販売しており、曳舟店(東京都墨田区)での製造工程や売場陳列する様子を報道陣に同日公開した。

イトーヨーカドーでは曳舟店などでの試験販売期間中、購入者から「下準備不要ですぐに使えて便利」などと好評だったため、販売数量と売り場スペースを拡充。
売り場は精肉コーナー隣の大豆ミートチルド商品専用棚で、手に取りやすい最下段。精肉担当者は「鶏・豚・牛肉に続く“第4の肉”として大豆ミートを取り扱っているため」と、精肉コーナーでの展開理由を明かした。

同日の販売価格は100g当たり78円(税別)。
マルコメ「大豆のお肉 ミンチレトルトタイプ」の同店販売価格は100g当たり218円(税別)なので、かなりのお買い得商品。リーピート購入者も多く、価格面でも支持を得ているという。

現在、大豆ミートをトレイ販売しているのは曳舟店のほか、東京・千葉・神奈川の大型店のみで計5店舗。
健康ニーズやヴィーガン需要に応えるためミンチ以外のタイプを販売することも視野に、今後はマルコメと共にレシピ提案するなどして認知度を高め、販売数量や販売店舗数を拡大していく考えだ。

一方、イオングループではPB「トップバリュ Vegetive」シリーズの新商品として、大豆が主原料の「トップバリュ 大豆からつくったミンチ」「トップバリュ 大豆からつくったハンバーグ」「トップバリュ 大豆からつくったハンバーグ(豆乳クリーム入り)」の3品を、3月17日より販売開始した。

「トップバリュ 大豆からつくったミンチ」(100g当たり138円税別)は、大豆をミンチ状に加工した生ひき肉タイプ。適度な粘り気があるためひき肉に置きかえ、幅広い料理に利用できる。
「トップバリュ 大豆からつくったハンバーグ」(各100g×2個入、298円税別)は、未加熱の大豆ミンチからつくったハンバーグ。焼くだけで手軽に大豆ミート半バークを味わえる。
「トップバリュ 大豆からつくったハンバーグ(豆乳クリーム入り)」(各100g×2個入、298円税別)は、大豆ハンバーグに豆乳クリームを配合したもので、まろやかな味わい。
商品の特長や使い方などを紹介するPR動画を、トップバリュYouTube公式チャンネルで公開している。

原材料は、DAIZ社の独自技術による大豆ミート「ミラクルミート」で、オレイン酸含有量の高い3品種を発芽させた「発芽大豆」を一部に使用。一般的な大豆と比べ、うま味成分のアミノ酸やアルギニンが豊富に含まれているのが特長。

販売店舗は、東京・千葉・神奈川・埼玉の「イオン」「イオンスタイル」「まいばすけっと」などの計49店舗で、精肉コーナーで販売されている。

「イトーヨーカドー」公式サイト
https://www.itoyokado.co.jp/

「イオン」公式サイト
https://www.aeon.info

「トップバリュ 大豆からつくったミンチ」PR動画
https://youtu.be/mcHNmDIBElw

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