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大豆由来の肉代替品「ゼロミート」の品揃え拡大/大塚食品

投稿日:2019年6月11日

先行する欧米市場は急成長続く

新商品「ゼロミート ソーセージタイプ」

大塚食品は大豆を主原料にした肉代替品「ゼロミート」シリーズを強化する。欧米では高まる健康志向を背景に肉代替品が脚光を浴びており、これから日本でも需要拡大が期待されている。

6月18日から新発売するのが「ゼロミート ソーセージタイプ」(120g、398円)。大豆を特別な技術で加工することで肉を使ったソーセージのような食感と味わいを実現し、燻製による風味豊かな香りも楽しめる。焼く、茹でる等ソーセージ同様の調理ができるほか、パックごと電子レンジ調理も可能。関東エリアのスーパー、CVSのチルドコーナー、ベジタリアン食品専門グリーンカルチャー社の通信販売で取り扱う。

「ゼロミート」シリーズは昨年11月、「デミグラスタイプハンバーグ」「チーズ デミグラスタイプハンバーグ」を関東エリアで発売。発売と同時に大きな話題を呼び、流通各社から強い引き合いがあった。6月18日からはさらにおいしさをアップさせてリニューアル発売し、販売エリアも甲信越、中部、北陸、近畿に拡大する。

嶋部長はさらなる品質改良に余念がない

同社は11日に東京本部で発表会を開催。新規事業企画部の嶋裕之部長は「ゼロミート」開発の経緯について肉食由来の健康への不安感、地球規模での人口増に対する食料不足懸念、エコロジーの3点を挙げた。最新の研究ではたんぱく質と脂質は動物性よりも植物性を摂取した方が心筋梗塞による死亡リスクを低減させるデータもある。

肉代替品市場は米国では1500億円、EUでは2000億円といずれも年率30%以上の伸長を続けておりスーパーでは専用売場も設けられている。日本では糖質制限食の実践者がメインユーザーと見られ、2023年には現在の2倍以上となる250~300億円への市場拡大が予想される。

同社は「ゼロミート」の認知拡大に向け店頭およびコミュニケーション施策に注力する。嶋部長は「将来は日本でも肉代替品売場を確立したい」と意気込みを話した。

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