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海藻、実はすごい?/カネリョウ海藻

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〝健康にも環境にもいい〟新たな価値に注目集まる

海藻がいま、改めて注目されている。カネリョウ海藻(本社:熊本県宇土市笹原町、代表:高木良樹社長)は、埼玉県新座市の十文字学園女子大学で開催された日本食品開発学会のシンポジウムに登壇し、海藻の新たな価値を発表した。テーマは「海藻がヒトと地球の健康と未来を救う」。近年では食卓から遠ざかりつつある海藻だが、いまその価値は大きく変わり始めている。

減っている…海藻を食べる量、収穫量
まず押さえておきたいのが現状だ。日本人の海藻消費量は、ピーク時の約55%の1日1.9gにまで減少。さらに、地球温暖化による海水温上昇を背景とした「磯焼け」により収穫量も激減している。食文化の多様化による選択肢の増加も消費減に影響しているとみられるが、長年日本の食卓を支えてきた海藻が、いま危機的な状況にあるのは間違いない。

それでも注目される理由①:地球にやさしい
ではなぜ今、注目されているのか。理由のひとつが環境価値だ。海藻はCO?を吸収・固定する性質があり、その一部が海底などに蓄積される。この海に貯留される炭素は「ブルーカーボン」と呼ばれ、気候変動対策への貢献が期待されている。さらに最近では、気候変動の影響を受けない「陸上養殖」も研究が進んでおり、安定して生産できる可能性も見えてきた。気候変動に加え、産地の高齢化や後継者不足といった課題がある中で、こうした持続可能な生産体制の検証・構築は、今後の海藻食文化を支える鍵となりそうだ。

理由②:体にもいい(しかも手軽)
もうひとつの理由が健康効果。今回の発表では、具体的な〝食べ方〟まで紹介された。
▼ 例えばこんな効果
・メカブ:食前に食べることで血糖値の上昇を抑える
・ワカメ:中性脂肪の抑制
・モズク、メカブ:減塩や血圧対策
・クロメ:老化予防、花粉症対策
中でも注目されるのが、同社が提唱する「めかぶファースト?」。毎日の食事でメカブを〝最初に食べる〟だけという、「シンプルで続けやすい健康習慣」として提案されている。

どんな人におすすめ?
特徴は「食べ方を少し変えるだけ」で取り入れられる点にある。
・食生活を少し見直したい人
・健康が気になるけど手間はかけたくない人
・環境にいいことを日常で取り入れたい人
こうした層にとって、日常に無理なく組み込める選択肢となりそうだ。

これからどうなる?
海藻はこれまで「昔ながらの食材」というイメージが強かったが、今は
「健康」「環境」の両面で価値が見直されている。今後は、こうした食べ方や新しい生産方法が広がることで、再び身近な食材として存在感を取り戻せるかがポイントになりそうだ。

かつては身近だったが、食卓から遠ざかっていた海藻。だがその中身は、想像以上に〝いまの時代向き〟の食材なのかもしれない。

「めかぶファースト®」のすすめ
https://www.kaneryo.co.jp/mekabu_first/

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