エシカル・スピリッツと共同開発「Spirits of Terroir -高千穂郷・奥阿蘇 山椒-」12月10日発売
ハウス食品グループ本社とクラフトジンメーカーのエシカル・スピリッツが、日本原産スパイス“山椒”を主役にしたクラフトジン「Spirits of Terroir -高千穂郷・奥阿蘇 山椒-」を共同開発した。12月10日より公式オンラインストアと実店舗で数量・期間限定で発売される。
本商品に使用したのは、ハウス食品グループが宮崎県高千穂郷・熊本県奥阿蘇で推進する“山椒産地形成プロジェクト”で初めて収穫された実山椒。国産山椒の生産拡大とブランド化を目指す取り組みが、新たなコラボ商品として形になった。
山椒の未来を描くプロジェクトから誕生
山椒は日本に古くから根付くスパイスだが、香りの華やかさから海外でも注目が高まっている。一方で、国内では生産者の高齢化や災害による生産量の減少が続き、持続可能な産地づくりが課題に。
ハウス食品グループは2025年4月にプロジェクトを本格始動し、7月に初収穫を迎えた。2027年の本格販売に向けて、飲料やスイーツなど多様な分野で「山椒の新しい価値」を模索する中、エシカル・スピリッツとの共同開発が実現した。
産地の素材が織りなす重層的な香り
ボタニカルには、山椒に加え、産地に縁のある素材が数多く使われている。杉本商店の椎茸の軸、高千穂の釜炒り茶、宮崎県産へべす、阿蘇のとうきび茶など、地域性を感じられる組み合わせだ。
香りは、最初に山椒の華やかさが立ち上がり、中盤で柑橘の丸みが広がり、後口にはジュニパーベリーのキレが残る仕立て。東京リバーサイド蒸溜所 工場長の新納啓氏は「ソーダ割り3?4で食事と合わせやすい」と話す。
商品概要
・商品名：Spirits of Terroir -高千穂郷・奥阿蘇 山椒-
・希望小売価格：3,200円（税別）
・容量／アルコール度数：375ml／45%
・発売日：2025年12月10日（水）
・販売場所：
・エシカル・スピリッツ公式オンラインストア
・東京リバーサイド蒸溜所併設オフィシャルストア（東京・蔵前）
・Stage by Ethical Spirits（バー＆ダイニング）
2027年の本格販売へ向けて
今後は“高千穂郷・奥阿蘇山椒”としてのプレミアムブランド化を視野に、酒類以外の分野への展開も検討。地域の資源と人をつなぎ、新しい価値創出につなげていく計画だ。
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