Wネルドリップに白湯を加える新発想／UCCグループ

「上島珈琲店」が〝進化〟テーマにアップデート

「JAPAN」提供の様子

UCCグループで外食事業を担うユーシーシーフードサービスシステムズは、主力業態「上島珈琲店」において、〝進化〟をテーマにアップデート。10月9日からは、旗艦店の青山店限定メニューも提供している。

2003年、東京・神保町に1号店をオープンした上島珈琲店。以来、UCCが長年培ってきた技術に裏打ちされたおいしいコーヒーと、心地よい空間にこだわってきた。しかし、情報過多の時代と言われ、自分らしさ、自分の正しさを見失う瞬間にさらされることが多くなっている昨今、これまで暗黙のうちに共有されてきた価値観や信念を改めて言葉で定義する必要があると考えアップデートに至った。

上島珈琲店をアップデート

川野浩司社長は10月6日に開いた会見で、「上島珈琲店はオープンから20年以上が経ち、顧客視点での店舗運営が一層重視されている」と語り、今回の取り組みを説明。これまで大切にしてきた日本の喫茶文化や品質を守りつつ、さらに進化させるために、新たにステートメント「STAY TRUE.」（自分らしくあること）、コンセプト「EVERYDAY RETREAT」（毎日の中で自分らしさを取り戻す休息地）、バリュー「一杯、一時、一生」、ビジョン「JAPAN COFFEE FOR ALL ～JAPAN COFFEEを、世界へ。～」と定め、ロゴも刷新し、新「上島珈琲店」として展開する。今後は、国内のみならず海外での出店強化も視野に入れる。

また、創業時から「日本の喫茶文化の継承と進化」のもと提供してきたのが独自手法の「ダブルネルドリップコーヒー」。濃厚なコクとうま味、ミルクを加えてもクリアな味わいが楽しめる。

さらに、アップデートを象徴するメニューとして、青山店限定で新スタイルコーヒー「JAPAN」（税込R760円、L840円）を提供。ダブルネルドリップコーヒーに、日本を感じさせる「南部鉄器」で沸かした口当たりが優しく柔らかな白湯を加えた全く新しいコーヒー。他では真似できない、一杯にこだわり続けた上島珈琲店の情熱を表現する。